2011/10/12

子育ての悩みを解決する3つのキーワード

*Hug*

子育てのカウンセリングを受けてきました。
娘の学校には、子育て相談員というカウンセラーが毎週常駐しています。夫婦で色々悩むところがあったので、今回思い切ってアドバイス頂くことにしました。二時間近く相談受けたのですが、たくさん得るものがありました。今回はその中から3つのキーワードを紹介したいと思います。

何か異変があったら甘えたいのサイン


カウンセリングという形は今回が始めてですが、今まで幼稚園、小学校、近所に住んでる元先生に相談に乗って貰ったりしていましたが、まず教えてくれるのはコレ、何かあったら甘いたいを疑うでした。この日もこのアドバイスから始まりましたので、かなり重要かなり基本的なことなんでしょう。

悪いとわかっててもやってしまうこと、それは単に甘えたいだけ、であることがほとんどだそうです。


では、親はどうやって子供を甘えさせたらよいでしょうか?

何かをあるとオモチャを投げて周囲に当たり散らす小6の子供を母親が抱きしめ続けたらやらなくなった、という事例があったそうです。

単に抱きしめるだけ。


簡単に感じますか?

悪いことをやったときに抱きしめる(=甘えさせる)、なんてちょっと私には考えつきませんでした。もしもの話ですが、超合金ロボが顔に向かって飛んできても、私は笑顔で抱きしめることができるでしょうか? いやちょっと難しい…。

こういう極端な例はともかくとして、子供を抱きしめてあげるには、日常的に愛情を表現することを意識していなければなりません。カッとなってはいけないのです。子育てを数年やってきたお母さんならこれがいかに難しいことかおわかりでしょう。

不測の事態にもココロが平静でなければいけませんね。


ちなみにこの方法は一時的には甘やかされた状態になるので、はじめは逆に悪くなるそうです。半年辛抱できれば、元の素直な子に戻ってくれるそうです。

私の経験ですが、ちょっとしたぐずりなら抱っこするだけで落ち着いてくれます。言うことを聞いてくれないときも、抱っこして落ち着かせると理解してくれます。下は言葉がわからないはずの三ヶ月くらいから、上は小学生の一年生の娘にも効果があります。

親子の境界線を張って自律を促す


2つ目のキーワードです。
このメモ書きを見てください。

親子の境界線

これは理想的な親子関係のイメージだそうです。

親子のつながりは当然あるわけですが、子供を関わらせない夫婦だけの関係を用意して、子供とは一線を引きなさいと教わりました。この線があるだけで、子供が自律しやすいそうです。

こんなエピソードを聞きました。

毎晩おねしょをする小5の男の子をひとりで寝かせたら、数日後にはすっかり治ってしまった。

理由は、夫婦の寝室と子供の寝室を物理的に分けたことで自律が促され、トイレに起きれるようになったそうです。

時間を分けるのも有効で、いつも一家団欒ではなく、親子で話をする時間、夫婦で話をする時間とを分けるだけでも効果ありだそうです。

自分が入り込めないパパとママの空気を感じることで、自分で考えることを始めるようになり、結果的に自律した行動を起こしやすくなるそうです。


我が家は、結婚記念日だけは子供を預かって貰ってシャットアウトしています。毎年決まって娘は、結婚記念日を二人で過ごせるダンナさんを探んだぁとつぶやいていますが、これが該当するのかもしれませんね。

短絡的な行動には連続感をだす


モデルになりたい、お嫁さんになりたい、とか遠い夢を想像するのは得意な娘ですが、目先のこと、例えば朝食を後10分で食べないと班を待たせてしまうという短期的な見通しには弱いのです。

少し先のことを考えられない、ということは自分を大切にしていないのでは?と心配になってしまうわけです。後に良くないことがわかっていても今楽なことを追い続ける、その短絡な姿勢をどうすれば正せるのか相談したかったのです。

まず言われたのが、「何も心配することはない」でした。

娘は割と学校ではキチッとして、家ではダラ〜っとしているタイプなのですが、それは適度に気が抜けている状態で、うまくバランスが取れている理想的な姿だそうです。

確かにいつも気を張っている状態は良くありません。私だって夜は気を張っていつまでも起きてますが、その変わりに朝はいつまでも寝ています…。

もう少し親が何かしてあげるのならと前置きして教わったのが、「連続感を出す」でした。

連続感をだすには、前はどうだったか教えてあげるといいそうです。
・昨日は朝食を少し残したけど、時間に間に合ったね
・この前のテストは漢字の読みの見なおしを忘れてて間違えちゃったね
・先週のお買い物はカレーの材料を一緒に探したね

毎日の繰り返しですが時間的には離れている、だから親が前はどうだったか教えてあげることで時間をくっつけて連続感をだす、というわけです。


過去の振り返りを大切にすると未来の時間も大切にできる、なんだか私がGoogleカレンダーでやっていることと同じです。とても説得力ありました。

私が親としてやることは、娘の記録をとっておき後で教えてあげれば良いわけです。


今回は相談内容をマインドマップでまとめて持ちこんだのですが、カウンセラーの方もマインドマッパーでした。私が話す内容をマインドマップで全てメモしていって、なんだか手法でも説得力がありw
ほぼ日の熱狂的ユーザーで、かなりプッシュされました(変えませんけど)。

もし何か悩みを抱えていて、近くに子育て相談員の方がいらっしゃいましたら、是非夫婦で相談に行ってみてください。無料ですしちょっと会社を休むだけで将来が明るくなるかもしれません。

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