2010/12/31

Macのハードディスクを大掃除する3つの手順


今年も残り僅かですね。大掃除や買出しなど、年越しの準備はいかがでしょうか?
お部屋の掃除でMacのほこりを払うことも大事ですが、ハードディスクの中身もお掃除にしたいですよね!空きが数%しか残っていない私は大掃除というよりも必要に迫られてになりますが…、まぁ目的は一緒です。ハードディスクはどんどん値下がりしますので、交換して容量を広げても実質は片付いたことになりますが、今回は使用中のディスクの中身をキレイする手順を紹介します。

3つ手順がありますが、時間や手間がかからない順に紹介していきますね。最も容量を空けられるのは最後の手順ですが、手作業かつ、ちょっぴりハマる要素がありますので上から順に行うほうが得策です。

システムキャッシュを削除する
OnyXというアプリを使ってキレイにしてもらいました。
OnyXはシステムのキャッシュファイル、つまり一時的にしか使わないファイルを探し出して捨ててくれるアプリです。キャッシュファイルのひとつひとつは小さいファイルですが、数がとても多いのでトータルで大きく見えます。長く使っているMacであればあるほど大量に眠っていますので、空き容量は増加するはずです。OnyXの設定項目はたくさんありますが、初期設定でもかなりの数のファイルを消去してくれると思います。

不要なアプリケーションを削除する
お試しでインストールしたアプリなど、今後も使わないであろうアプリを削除します。Macの多くのアプリは、ダウンロードしたファイルを解凍するだけ、またはDVDからコピーするだけで使えますので、大抵ゴミ箱に捨てるだけで済んでしまいます。ですが、実はそれだけでは完全にキレイにはならないのです。別の場所にもアプリのデータファイルが作られているからです。
このデータファイルはシステムフォルダの深い階層にひっそり?と作られるので、探し出するのはとても手間がかかります。その上、間違えて別のアプリのデータを消してしまう可能性もあります。(何度か痛い目にあいましたw)
AppTrapを使うとアプリと一緒にデータファイルもゴミ箱に入れてくれますよ。(図のようなアラートが表示されます)システムに常駐してアプリがゴミ箱に入るのを見張ってくれているようです。日常的にアプリを消すことはないので、ON/OFF切り替えて使っています。切り替えがシステム環境設定から行えるので、Macに標準で付けてほしいなと思ってしまったアプリです。

サイズが大きいファイルを削除する
ディスクをさらに空けたい場合、この手順がとても重要です。特に私には必須のお掃除でした。
GrandPerspectiveというアプリを使います。このアプリはハードディスクの中身を解析して、ファイルサイズを視覚的に表示してくれます。つまり、サイズが大きいファイルを見つけやすくしておいて、狙い撃ちで削除してしまおうという作戦です。

私のMacを解析したらこんな風に表示されました。
四角がたくさんありますが、このひとつひとつがファイルです。四角の大きさがファイルサイズを表しています。四角にマウスカーソルを合わせるとファイル名とファイルサイズを表示してくれます。さらに右クリックするとそのファイルをFinderで表示したり、削除することができます。


1/3程を占める1番大きい四角は、iPhotoの写真データが収められているファイルでした。このファイルは絶対に捨てられませんよね。

2番目に大きい四角は、捨てられるファイルでした。私のMacはUbuntuという別のOSが動作できるようになっていて、そのOSが使う領域が幅を利かせていたのでした。しばらく使っていないような気がするので思い切って削除です。

面白いのは、iPhone/iPadのアプリも表示されるところです。〜.ipaというファイルがそうです。iPhoneで色々なアプリを試しているうちにiTunesには不要なアプリが数えきれないくらい入ってしまいました。ひとつずつ消していくのは結構な手間ですので、見ないように気がついていないようにしていていました。今回GrandPerspectiveで解析して、一部のアプリを消しさえすればかなりの領域を空けられることがわかりました。ファイル名からアプリの名前はおおよそ推測できますので、iTunesから狙い撃ちデリートできました。これは便利!

OnyX http://www.titanium.free.fr/download.php
AppTrap http://onnati.net/apptrap/
GrandPerspective http://grandperspectiv.sourceforge.net/

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2010/12/22

ムダと貴重 合理性と気持ちの問題の綱引き

Precious ....

ある人からみるとムダなものが、別のある人から見ると貴重なものに見える場合があります。

実は我が家の家計簿を巡って、ちょっとした事件が起きました。

我が家では、三人目の子供の出産を控えており、来年から家計簿をつけることに決めました。ドンブリ勘定ではない、一般的な家計簿です。奥さんは一度チャレンジして三日と続きませんでしたので、担当は私になりました。もちろん私も三日で終わるかもわかりませんが、おこずかい帳なら二年くらい続いていますので、三日より長く続く確立は奥さんより高いはずです。

私はまず我が家の収入をキチンと洗い出そうと思いました。恥ずかしいことに私は家庭の収入についてよくわかっていません。現状、ほしい物はほとんどすぐに手に入れますし、食べたい物は全て食べますし、ただただ欲求のままに好きにしています。(奥さんの苦労は耐えなかったでしょう)項目だけならわかります。私の収入、奥さんの収入、子ども手当、税金の還付金などなど。それぞれおおよその金額を奥さんに聞こうとした際、この事件は始まったのです。
私が引っかかったのは、奥さんが言ったこのヒトコト。

私の収入は家計簿につけないで。

このヒトコトはどうしても理解できませんでした。理解できないから納得がいきませんでした。私の収入は家計に入れて、奥さんのは入れない、そればかりか奥さんのポケットに入るというのです。これはフェアな話ではありませんよね。

私は自分の理想のルールを奥さんに伝えました。収入は全て加算して、適切な出費や貯金などに振り分けるべきという内容です。奥さんの収入はそれほど多くありませんが、このルールの例外ではないと思っています。
これはトラブルになるべくしてなった我が家の問題です。話は平行線を辿り、答えはないようにみえました。

こんなとき、私はTwitterを使います。 すると、やはりと言いますか、色々とお返事を頂きました。(いつも感謝です) Twitterは私にとって雑談する場所であり、ブログを宣伝する場所であり、ライフログを残す場所であり、相談に乗ってくれるかもしれない人がいる、という便利な場所なのです。

返事をひとつずつ読み返信が終わった頃、奥さんの言い分もなんとなくわかった気がしました。私から見るとムダで不平等なものが、奥さんから見ると貴重でかつ、あると気持ちを豊かにできる平等なものである、ということです。これは数学などの学問には収まらない奥さんの「気持ちの問題」なのです。

世の中の男性にはこの意見に簡単には賛同できない方が多くいそうです。おこづかい制のパパさんは、家計管理とおこずかい制はトレードオフだという考え方をしているかもしれません。経済に詳しい方であれば、資産運用をお考えになるでしょう。資産運用の資金は多いほうが良いという話は私でも知っています。
女性の意見を聞くと気持ちに余裕を持つことの重要性を意識する方が多いと思います。中には全く中立の立場から、家計簿から家庭事情が見えるとおっしゃった方がいて、切実な問題が少し和らいだりもしました。

私はこの「気持ちの問題」というナゾに、ほとほと参っています。そして、たびたび振り回されているのです。合理的に考えれば考えるほど、答えは遠ざかるようにも見えてくるのです。

どこまでがムダで、どこからが貴重であるのか? この綱引きに答えはありません。いや、合理的な答えはあるだろうけど、「気持ちの問題」はそれを覆す力を持っているとでも言いましょうか。

ここから私のいつもの悪いクセが始まります。答えがないことに答えを探し始める、要するに脱線です。(今回のようにうまくまとまるケースは稀です)

全ての仕事を定時内に終わらせることを重要視している私は、時間に常に注意を払っています。時間を守るためにタスクを整理し、スケジュールを立て、顧客や部下とコミュニケーションを取り、調整を常に繰り返しています。これは、お金や出世のためではなく、自分の趣味の時間を捻出するためです。
趣味の時間の使い方は色々ありますが、その二割程は金銭的価値からすると無価値のような447ブログを書く時間に当てています。
これは私の言い方だと「気持ちの問題」なのです。ブログを書く時間は、私にとって自分を見つめ直すとても貴重な時間です。この時間が少なくなると精神的に弱ってしまいます。しかし第三者から見るとただの時間の浪費にしかみえないかもしれません。ブログなど書かずに仕事をしたほうがお金になると思われるでしょう。

こうして自分を見つめ直すと、私自身の中でも合理的に動いている時間と「気持ちの問題」に費やす時間があることに気が付きました。そして、Googleカレンダーを二、三ヶ月さかのぼってみると、睡眠時間と同じくらいの時間を「気持ちの問題」に費やしていることがわかりました。普段からほとんどストレスを感じない生活を送っているのは、「気持ちの問題」に対して時間を費やしているから、かもしれません。もちろん好きな仕事をして、かわいい子どもたちがいて、居心地の良い喫煙所付きの書斎があって、理想の奥さんがいることも大きいはずです。

私がまずやることは、気持ちを早く切り替えて、奥さんと仲直りすることでしょう。そして奥さんの「気持ちの問題」に対して、もう少し寛容になるべきなのです。(ちなみにこの最重要タスクは既に完了してます)

数字を追いかけるビジネスでは、「気持ちの問題」がタブーとされる雰囲気があります。きっと私の中にその慣習が根付いてしまっているのだと思います。ビジネスでは合理性寄り、プライベートでは「気持ちの問題」寄り、こんな都合の良い頭の切り替えにはかなりの訓練が必要そうです。

今回の事件でひとつの教訓を得ました。私の言葉で説明するとこうなります。

私からムダに見えることが誰かにとって貴重なものであれば、それはその誰かの「気持ちの問題」です。「気持ちの問題」には注意を払って寛容になったほうが、より合理的に物事を進められるでしょう。

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2010/12/21

ヨシナのデジアナ手帳術〜自己管理に革命を起こそう 東京ライフハック研究会ライトニングトークより


東京ライフハック研究会のVol4に参加してきました。
自分のブログを宣伝するためか、はたまた主宰しているタスク管理分科会を宣伝するためか、それとも東ラ研に参加される方々ともっと仲良くしたいのか、私はこのライトニングトーク(5分限定のミニプレゼン=LT)に毎度挑戦することにしています。

思えば、東ラ研Vol1にLTした時は、LTをやったことも見たこともない状態、加えて勉強会にも初参加の状態で、他人のマネをすれば良いかなくらいの感覚でいたら、一番手になってしまい見事にタイムオーバー、要するに失敗したものです。でも、恥ずかしいという気持ちはなく、面白い体験でした。
下は当時の記事のリンクです。タイムオーバーを語り尽くせなかったと言い換えている自分の文章スキルには少々脱帽しています(笑)

第一回東京ライフハック研究会 5分間では語り尽くせなかったライトニングトーク「クラウド時代のTodoリスト Toodledo」

今回も失敗したところはありましたが、挑戦する3つの目的を果たせはしたと思っています。タスク管理分科会に興味をもたれた方がとても多かったからです。そして、LTはまたやらせて頂くつもりです。テーマはなんであれ、何か話せることは必ずあるはずです。5分間自分の話を無料で聞いて貰えると聞いたら、私ならやりたがるはずです。

私が普段使っている自己管理のツールはこちらです
私のブログに訪れる方たちのことですから、ご存知のツールばかりだと思っています。全てメジャーなツールかと思います。要するに私もみなさんが普段使っているツールと同じようなツールを使っています。
今、多くの方が注目されているのは、最近かなり便利になってきたスマートフォン、それと手帳やパソコンなど今まであったツールをどうやって使っていくのか、というポイントだと思います。
私はこれらにある一定のルールを決めて使うことにしています。

こちらはデジタルツールをつかうときのルールです。タスク、スケジュール、そして資料は、それ専用のツールにしまっておきます。ちなみに資料というのは、Webページやメモ(テキスト、写真)になります。
デジタルの利点は見やすく再利用しやすくローコストなところです。例えば、スケジュールやタスクを1000件登録しても、かかるコストは登録にかかる時間的なコストだけです。それ以外のコストは無視できるほど小さいからです。
時間になればリマインダーがきますし、仕事で、というフィルターをかければ、仕事のタスクだけを表示することができます。毎週の定例会議の時間をセットしておけば、何か変更がない限りずーっと使えます。
なので、デジタルツールが得意とするような決まりきった情報は全てこれらのツールに預けることにしています。

今、私が重要だと考えているのは、実はアナログのツール(=手帳)のほうです。
手帳は、流れ作業ではない、頭を働かせる作業のお供に使います。頭を働かせる時間はとても貴重な時間です。貴重な時間で使うツールだから、重要なのです。手帳の使い方が人生に大きな影響を与えるといっても良いかと思っています。
例えば、私はこういうケースで手帳を使っています。仕事で調整が必要なとき、家族が楽しみにしているイベントの企画、自分の将来設計。どれも流れ作業に入る前の重要なポイントです。
単純な答えがないような問題を整理するのは、まだまだ手帳のほうが便利だと私は思っています。

デジタル、アナログの使い方ルールをまとめるとこのようになります。
手帳を使って複雑な問題をなるべく定型化する。整理できたらデジタルツールに任せるというルールです。なるべくデジタル任せるべき作業を多くしたほうが生産性は上がります。アナログに任せるべき作業が多いときは、自分が始めて体験することや、特別なイベントが多いことがわかります。
これは、なにか製品をつくるのに設計図を書いて論理的に作り、その後工場で大量生産するときの流れに似ているものがあるかと思います。慣れていないことは、たいてい大量生産に失敗しますから、手帳を見返して振り返り反省していくのです。

みなさんもご自身のどういうケースはデジタル、どういうケースはアナログが良いのか?一度考えてみるのも面白いと思いますよ。


こちらもヨロシクです!
まだ開催まで一ヶ月あります。楽しく、実りのある会にできれるよう着々と準備を進めているところです。


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2010/11/30

アナログっぽいiPhone日記帳アプリ「Today is」





Today isはiPhoneの無料の日記帳です。
このアプリの特徴は、なんといってもアナログっぽい画面デザインです。切り取り線がついていて一日一枚切り離せるようなカード綴りのような見た目です。始めて見た画面であるはずなのに何か懐かしいような気持ちになります。何かこう、書こうという気持ちにさせてくれるアプリなのです。

一日一枚のカードに日付けの刻印があります。今日のカードにはスター、週末は日付けのカラーが変わるので曜日感覚がズレませんね。雰囲気がとても良いです。
四行まで見出しが表示できるので、その日あった出来事を簡単にメモするのに良さそうです。私はその日あったイイことを3つだけ書くことにしてます。

Today isはクラウドとの同期、メールでのエクスポートなど、データを外部にだす機能がありません。だから意図してアプリを開かないとメモすることができません。でも、逆にそこが良いところかもしれません。

宝物は宝箱にしまってあるからこそ、ですからね。

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2010/11/21

衝動的な欲求から年間目標を決める 私なりのやり方

To spare a thought about something
無意識の中から年間目標を探り出すことはできないか? これは私が主催するタスク管理分科会のテーマを決める際に出てきた意見です。発案者は共同主催者のモヨリさんです。いったいこれはどういうことでしょうか?
私にはこの話に心当たりがあります。

新たな年を迎えるにあたり一念発起して年間目標を立てる、ということは誰もが考えたことがあることではないでしょうか? ただしその割に目標通りにうまくいったという話はあまり聞きません。目標を立てよう立てようと思っていて、気が付くともうすぐ師走…なんて話もあり得ることだと思います。

目標の立て方、正当法はやはり将来自分がなりたい姿を想像するところから始めるのではと思います。数年前に履いていたお気に入りのジーンズを履くためにダイエットする、キャリアアップのために資格を取得する。自分の城を構えるために毎月○万円貯金する、などなど。
無意識の中から探り出す方法は、正当法とは全く真逆のアプローチになるかと思います。目先のやりたいこと、気になることをきっかけとして、人生の重要なポイントを探り出すというやり方です。

やりたいこと、気になっていることを深く追求していくと普段自分が意識していない「何やら面白いこと」がポンっと出てくることがあります。

例えば、MacBook Airが欲しいと思ってからなぜかApple TVが欲しくなる過程で、「何やら面白いこと」が出ています。たいていの場合、思考はぐるぐると巡っていますのでよくよく意識しないと見逃してしまうくらいの小さい取っ掛かりです。


ここから私は何らかのメモを取りながらさらに深く追求を進めます。頭の中でぐるぐる考えることというものは、分岐点が多すぎて四つ五つ思い浮かぶ頃にはひとつ目のこと忘れてしまうからです。これはマインドマップという図法を使うとわかりやすくまとまるでしょう。

私はいつもこんな展開になるのです。おそらくは私の「何かしたい」という欲求の中心に家族という存在がとても大きいからだと思います。


「MacBook Airが欲しい」というはじめの衝動とは何の関連もないように見えます。でも、少なくとも今の私にはこの関連性はアリなのです。何らかの形でまとめておかないと私の中でも徐々に関連性は薄らいでいくと思いますが、今なら関連性がないと思うほうが難しいくらいです。

~したいという衝動的な何かから自分の本質を探り出すことができれば、それは一時的なものではない気がします。つまり年間目標に値するほど、重要なものであると思うのです。

とは言え、衝動が沸き起こる度にこんなことやっていられません。まとめる時間を考えると、とても現実的ではありませんよね。
私はこの手の衝動をタスク管理のシステムを使って受け止めて、整理しています。この「いつかやりたいこと」のリストを作っておくと、ぐるぐると考えた時間をムダにしません。もしかしたら衝動的な欲求から人生を左右するような何かが生まれるのではないか、とまで思っています。

おまけ
おそらくタスク管理分科会では、最終的にこういう形にまとめることがゴールではと考えています。モヨリさんの提案は、私が日常的にやっていることとよく似ていましたので、とても興味を惹かれました。


みなさんがこういう事柄をどう処理されているか? これはかなり面白いものになるのではないかと今からワクワクしています。

タスク管理分科会、次回開催は1/23です。約二ヶ月後になりますね。公式ブログやこのブログで速報を流していきます。

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2010/11/15

息子が頭から出血 まずどうするべきか?

Fiat Ambulance

私には二歳になる息子がいます。性格をひとことで表すと「好奇心追撃魚雷」、この歳の男の子の多くはそうかもしれませんが、とかく興味の対象に頭から突撃していきます。好奇心をうまく誘導してあげられればとても良い子になる反面、どんなものにどんな風に興味を持つかは息子の本能や感性の部分が多く気が抜けません。
例えば、おもちゃを片付けてほしいとき、私が楽しそうにおもちゃを片付けているフリをすると一緒に片付けてくれます、とっても楽しそうに。こんな風に楽しくしつけを学んでいけるかと思うと、姉の部屋から風ぐるまを持ってきてストーブの温風で回して焦げ付かせるといった、かなり危ない遊びも平然とやってのけます。

好奇心に理性でブレーキをかけてしまう大人としては、この行動を実にうらやましく見ています。平坦な日常を非日常に変えてくれる何かがあるのです。おイタが過ぎると頭をひっぱたくこともありますが、私にはできない突き抜けた行動、誰よりも愛らしい笑顔、ふてくされた表情などなど、家族の一員として立派に役目を果たしています。

そんな息子が頭にケガをしました。自分の身長より高いソファの背もたれの上から飛び降りて頭を切ったのです。頭を切ると傷口が小さくても大量に出血します。頭は皮膚のすぐ下に血管がたくさん集まっているからです。小さい頃に頭を何度も切ったことのある私には常識ですが、そんな経験のない奥さんは知識では知っていても動揺は隠せません。またケガをした本人も痛みと出血からパニックを起こしています。娘も血を見て興奮気味です。ほんの数秒前まで平和だった我が家が、号泣と救急車呼ぶ?呼ぶ?と血だーと叫ぶ声で一変しました。これは私にとって息子の出血より一大事です。息子のケガへの処置や判断が思うようにできなくなるからです。

小さい子供に限らず頭にケガをした場合、心配になります。もし脳にダメージがあったら後遺症が残るかも、なんて悪いケースが頭に浮かんできます。しかし頭を切って血が出ているから救急車を呼ぶというのも、いささか短絡的ではないかと思うのです。息子は救急車に乗るのを嫌がるはずです。見ず知らずの大人(救急隊の方)に車に乗せられて連れていかれることを理解できませんし、受け入れることも出来ないと思います。なので、さらにパニックを起こすでしょう。結果ただの切り傷だった場合、息子が不憫で仕方がありません。
反対意見もあるかと思いますが、次の引用を見てください。

一般に、頭を打って出血した場合は、皮下組織に血管がたくさん張りめぐらされている部位であるため、思いもかけないたくさんの出血をします。しかし、意識が正常な場合は特に重大なけがではありませんから、慌てずに冷静に治療してください。よくある子供の病気と対処法より

一般論なので、全てのケースでこれが正解というわけではないと思います。しかし大いに参考にすべきと思います。月並みな言葉ですが「慌てずに冷静に」が重要だそうです。痛いという言葉を泣きながら口にし親の元へまっすぐ歩いてこれる、これは意識が正常な証拠だと言えます。確率的には「重大なけが」ではない可能性が高いはずです。
問題は親側にあります。子供の一大事に夫婦の方針が食い違う状況は、悪手としか言いようがありません。夫婦の片方が息子の様子観察や応急処置、もう片方が情報収集や外部との連絡にあたるべきでしょう。今回はベストを尽くせなかった自分に反省です。

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2010/11/14

謙遜しすぎは自分に毒 美徳意識の落とし穴

ニッポンのガーデニング

私たち日本人の美徳意識の中で一、二を争うのが「謙虚さ」です。一歩引いて相手を立てる、この姿勢は相手に思いやりを持っているという印象を与え、信頼関係を築くのに一役買います。そして「謙虚さ」が感じられないと「傲慢」な人だとレッテルを貼られ、敬遠されることすらあります。

「謙虚」であると人から信頼され「謙虚」でないと人から敬遠される、私たち日本人は小さい頃から「謙虚さ」について学び、この考え方がもう無意識にと言っても良いほど刷り込まれています。「刷り込まれて」いることによって、得をしている部分はかなり大きいと思います。私自信、お互いにへりくだり讃え合うやり取りで気持ちが良くなり、人間関係が良好になった場面を何度も経験しています。しかし謙遜であれば必ず上手くいくのかというと、そうではありませんでした。謙遜しすぎると逆にマイナスな印象を与えてしまうことがあるからです。

例えば、営業マンが自社製品の宣伝で謙遜してしまったらどうなるでしょうか? 営業された側、つまり顧客は「この製品大丈夫?」と思う場合もあるでしょう。営業マンは自社製品について、へりくだる必要はなく自信を持ってオススメすれば良いと思います。
「この車の燃費いいですね!」「いえいえ、このクラスだとN社の○○が一番燃費が良いですよ」、私はこういうやり取りに何度も遭遇しています。こう言われて正直な営業マンだと気持ち良く感じる方もいれば、N社の○○が気になってしまう方もいるはずなのです。H社とN社で迷っている状況であれば、N社に傾く可能性がないとは言えないのです。最悪、売る気がないと判断されても仕方ありません。
謙遜しすぎると、自信がないと判断されたり、気持ちを逸らされてしまったと感じさせてしまうことがあるのです。
私の知る限り、T社の営業マンは「ありがとうございます」と一旦受け止めてから、自社製品の別のオススメポイントも説明します。この流れで営業されると、私はどんどん前のめりで話を聞いてしまいます。自社製品に絶対の自信があるのか、もしくはそのように教育しているのか私にはわかりませんが、「製品に興味を持った」という気持ちを発散させずに、さらに大きくする工夫ではないかと思います。

ところで、あなたご自身についてはどうでしょうか? あなたが何かを成功させたとき、人から褒められたとします。多くの方はこのタイミングで無意識に謙遜するのではないかと思います。何らかの外部要因のおかげで成功できた、もしくは単純に運が良かった、タイミングが良かった、と答えるのがいかにも日本的です。特に褒めた相手のおかげで成功したというやり取りはとても美しいものだと思います。
そして逆に失敗してしまった場合、この場合は逆に自分に原因があった、つまり内部的な要因のせいで失敗したと潔く認めることが美徳とされています。

書籍「ライフハック心理学」のなかで心理学ジャーナリストの佐々木正悟さんはこう指摘しています。

・悪いことが起こったとき、原因を自分の外側に置く人は、あまりストレスをためずにすむ。
・悪いことが起こったとき、原因を一時的なものだと思う人は、心理的にストレスをためずにすむ
・成功した原因を「自分の外部」×「変動的」な運に求めてしまう→大いに損をしている

つまり美徳と反対のことを思う(思い込む)とストレスがたまらず、成功のために行ったであろうあなたの努力が報われると指摘しています。指摘されるまでもなく当たり前だと感じる方も多いかもしれません。ですが、私たちはものごとを無意識のうちに謙虚に捉えてしまいがちです。良いことは他人や運のおかげ、悪いことは自分のせいと考えてしまいがちなのです。謙虚さの根をはりすぎると、毒になるのではないか思えてしまいます。
謙虚な気持ちは美しいものです。しかしものごとの判断基準を謙虚さ優位で決めてしまうのは大きな偏見ではないかと思うのです。

原因を特定するための観察力は実に頼りないものだ。見つけ出しているのは客観的事実などではなく、心の創りだす、思い込みの産物に他ならない。たどすれば、自分に不利な思い込みばかりしている人は、大いに損をしていると言えるだろう。
ライフハック心理学


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2010/11/13

Mac版Evernoteで写真の向きを修正する方法


ああ画像の向きが違う!…こういうノートを見るととても残念な気持ちになります。なぜでしょうか…
先日名刺をEvernoteに整理していてこんな画像がたくさんみつかりました。正しく横向きになっている画像もあるのですが、同じくらい縦方向の画像もあるのです。頭を横に傾ければ読めることは読めるのですが…
ちなみにEvernoteの検索はとても賢いので、向きが間違っている画像の中からでも日本語を見つけてくれます。なので直さなくても使えるのですが、それでも直したくなるのが私の性格なのです。
みなさんは直しますか?それとも放っておきますか? もしやり方がわからなくて放っているのであれば、この記事の出番です。わずか3ステップで直すことができますよ。

名刺は全てiPhoneのカメラで撮影した画像をEvernoteにアップしています。そもそもiPhoneのカメラで横向きで撮影できていれば直す必要はありませんよね。シャッターのカメラアイコンが横になったときに写真を撮ればよいのです。しかし名刺の名刺の真上からiPhoneを水平にして撮影すると、ちょっとしたズレでセンサーは縦だと認識してしまいます。すると横にしたつもりでも縦に撮影されてしまうのです。
縦に撮れてしまうのは仕方ないのです…直しましょう。

Mac版Evernoteで写真の向きを修正するのはかんたんです。写真を右クリックしてPreview(プレビュー)アプリで開きます。⌘Lを押すと画像が回転しますので、正しい向きになったところで保存します。こうすることでEvernote上の画像を「直接」修正することができます。
まとめるとこうなります。3ステップでできるのですね。
・Previewで開く
・画像を回転させる
・画像を保存する

またPreviewアプリは、画像にメモを書いたり、必要な部分だけを切り取ることもできます。気になるようであれば、名刺の部分だけ選択して切り取ることも可能なのです。

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2010/11/12

とってもかんたん!iPhoneで撮った写真をEvernoteにまとめてアップする方法


このアプリを使います。みなさんご存じの写真アプリです。このアプリは、iPhoneのカメラで撮影した写真や動画、画面のスクリーンショットを見るためものです。サムネイルをタッチして、フリックして、次々と写真を閲覧できる操作感はまさにiPhoneそのものですよね。代表的なアプリと言っても良いでしょう。そしてなんと!写真アプリを使って写真を「まとめて」Evernoteのひとつのノートにすることができるのです

カメラロールの右上のボタン、このボタンをご存知でしょうか。このボタンをタップすると、写真をまとめて選べるようになります。選び終わったら共有ボタンを押してメールでEvernoteに送信するだけです。とってもかんたんですよね。
私が知る限り、サムネイルを見ながら写真をまとめて選ぶことができるのは、写真アプリだけです。ちなみに写真をまとめて削除したいときにも、この機能は重宝しますよ。

とても便利な機能なのですが、残念なことに制限があります。iPhoneの仕様で写真は一度に「5枚まで」の送付になります。
また写真のサイズを大きいままで送付するとすぐにEvernoteのアップロード上限に達してしまいますので、ご注意を。メールの送付時に送付するサイズを聞いてきますので、心配なら小さいサイズを選びましょう。大きい目のサイズで送信する場合、i.softbank.jpのアカウントからは送れない場合があります。その場合、GMailのアカウントを使えば送れます。

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2010/11/11

期限までに終わらない仕事はやっぱり終わらない、だから次の一手を

Time Limit

やっぱりどうやっても終わらないのです。睡眠なんてもってのほか、食事をとる時間すら非効率だとさえ思えてきます。夜通し働いた翌朝、いつもの時間に出勤する同僚のおはようの挨拶さえ、集中力を妨げる要因ではないかと思えてしまうほど精神的に追い詰められた状態になるのです。

これはウソなようで本当の話、若かりし頃の私の姿です。これは極端な例ではありません。最近風潮は変わってきましたが、その当時の私の職場ではごく当たり前の日常的なことでした。
なぜ、こんなに頑張っていたのでしょうか?それには理由があります。お客さんとの信頼関係はとても大事なものなので、期日は必ず守ることと教えられているからです。これはどこの企業でも同じスタンスでしょう。

でも現実的に期日までに終わらないのです。それでも頑張るのは、「これだけ努力しても終わらなかったのだから仕方がない」、と思って頂くためではないかと思います、今思い出すと。「努力が認められさえすれば期日までに終わらなくても信頼関係は継続できるだろう」、という憶測、それは当時圧倒的に経験不足であった私が考えついた唯一の選択肢だったのです。

今の私ならすぐにお客さんか上司に相談するでしょう。期限に間に合わない理由は必ず存在するからです。そしてその理由は全て私一人の責任であることは殆どないのです。例えば、納期間際に仕様の変更をお願いされ、それが要因となって期限に間に合わなくなったというケースもありました。当時の私はこういうケースでも愚直に作業していたのですが…。
外部からの要因と作業の遅れの関連性を筋だてて説明できさえすれば、信頼関係が大きく崩れることはあまりないと思います。ただし要因が発生したタイミングで相談することが大前提です。ある要因が発生したからこれだけ遅れる、この時間の見積もりが過去の私は読めなかったのです。感覚的に遅れそうだとわかるのと、具体的な日数が見積もれるのとは雲泥の差があります。私の経験上、「感覚的に遅れそうだ」、では相手に伝わらないです。
遅れることが前もってわかったら、すぐにでも期限を調整させて頂いて、例えば段階的に期限を切るなどの打開策を出すべきでしょう。これが出来さえすれば、職場の秩序と私の精神は安全なレベルに保たれるのです。

終わらない仕事は終わらない、ならば作業をすぐにでも中断して、周囲の理解と打開策を考えたほうが良い結果につながると思います。周囲と断絶しパワープレイで乗り切ろうとするよりも、周りとコミュニケーションを取り、チームワークで危機を乗り越えるべきなのです。あなた一人で抱えてしまう必要はありません。頭を切り替えて、ストレスをためずに楽しく仕事をしたいですよね。

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2010/11/06

ただのメモをタスクに変える手法

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11/3に開催したタスク管理分科会でミニプレゼンを発表してきました。その内容を447ブログの読者の方だけに公開します。タスク管理分科会に参加された方も最後にオマケをつけましたので、是非ご覧ください。
私はタスク管理の実践に専門的な知識はあまり必要ないと思っています。あるに越したことはない程度という意味です。GTDをご存知の方はさらに受け口が広くなりますし、仕事以外の用途にも積極的に使ってみようと思うでしょう。ただ例え他人に誇れる技術がなくても(ないと思い込んでいても)「残業がゼロになった」という実利を得られていれば、それは立派な手法です。
今回紹介するスライドは、誰でもできそうな、でも誰もが引っかかりそうなところに焦点を当てています。タスク管理を試してみたけどうまく行かないという方は、是非ご一読ください。何かのヒントになって頂ければ幸いです。

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この写真は我が家の冷蔵庫です。娘の幼稚園のプリントを始め奥さんの注意しておきたい紙類がマグネットで貼り付けられています。これは我が家だけ風景ではなく、冷蔵庫が家族で共有する掲示板のような役割をしている家庭は多いと思います。

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冷蔵庫の一部を拡大した写真です。「結婚記念日はマツタケ」と書いてあります。うちの奥さんは結婚記念日のディナーにマツタケをチョイスしたようです。つい先日まではパエリアと言っていたはずなのですが、心変わりしたようです。マツタケは今年豊作ですので、おそらく価格が下がっているだろうという予想をしていたら食べたくなったのでしょう。人間誰しもそんなものですよね(笑)
重要なポイントは、ここにわざわざ書いたということです。これはきっと「マツタケ料理を出す店を予約しておいてね♥」というサインなのです!

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しかし「結婚記念日にマツタケを食べたい」という文のままでは、ただのメモです。ふーんで終わってしまいます。夫婦のように身近な存在であるからサインを読み取れるだけなのです。本当に食べるためには、下調べや予約をするなどの行動を付け加える必要がありますよね。

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こう書いてあると私は行動しやすくなります。みなさんはどうでしょう。始めのメモと比べたらこちらのほうが「マツタケを食べたい」という目的を果たしやすいはずです。「マツタケを食べたい」と書いていない文のほうが「マツタケを食べたい」に近づけるのです。不思議な話ですね。でもこれが人間の感覚であり、タスク管理の面白いところなのです。

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最終的に期限までつけるともう立派なタスクです。この一文には、行動、依頼、期限が明確に書かれています。ここまで書いてあると、もう私はマツタケ食べ放題の店を調べざるを得なくなるのです。

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ただのメモがタスクに変わる経緯です。同じことでも表現を変えるだけでより具体的に目的に達成しやすくなります。メモのままでは行動を起こそうという動機につながりにくいのです。

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メモをタスクに変えるには大人なら誰でも知っている、いつ、誰が、どこで、何を、を付け加えれば良いのです。どなたでも行動を起こしやすくなるという効果が得られるはずです。タスク管理を始めたけどうまく行かないという方は是非このポイントを意識してリストを見なおしてみてください。ご自身が行動を起こしやすくなるところまで具体的にできれば、それがあなたのタスクです。

task02LTp9
もう一点ポイントがあります。タスク管理を行うということは、行動に責任を持つことでもあります。ほとんどのタスク管理のシステムにチェックボックスが使われるのは、これが理由です。責任を果たした(=行動を完了した)のチェックなのです。
タスクを終わらせたら必ず責任を全うしたことがわかるようにしておくべきです。メモ用紙で管理しているのなら横線で消す方法で十分だと思います。これを怠るとどの行動が終わっていて、どれを始めるべきなのか非常にわかりずらくなります。つまり行動が起こしにくくなってしまうのですね。

omake
オマケです。これは私のタスクリストのスナップショットです。「結婚記念日はマツタケ」という奥さんの提案の中で私が行動すべきタスクをまとめてあります。人によっては期限が不要であったり、逆にもっと具体的にしておく必要があると思います。正解は人それぞれです。これはあなたが行動を起こしやすいか?達成しやすいか?という観点で洗い出しを行って頂ければ良い部分です。ご自身に響く言葉で書くことも重要です。自分に伝わりやすいのなら「店をピックアップするぜ!」のほうがベターです。
最後に、このタスクで絶対に守らなければならないことは、夫婦仲良しで結婚記念日を迎えることです。私は良く失敗するのです。乙女心は私には理解できない部分、まだまだ未知数の部分があります。マツタケを食べることは絶対条件ではない、単なるスパイスなのです。それだけは肝に銘じておきたいところです。
実はこのリストを下にスクロールすると「今年起こった我が家の面白いエピソードを話す」というタスクがあります。タスクのメモ欄にはエピソードのメモを書いておいてます。この内容はさすがに公開できませんが(笑)、タスクリストはプライベートでも目的達成に近づけるツールなんですよ。

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2010/11/01

ライフハック心理学セミナーに参加しました

ライフハック+心理学とは何か
大げさな話に聞こえるかもしれないが、誰だって、心が変わればものの見方が変わるのだ。そして心が変われば、人が変わる。人生を好転させたければ、心のあり方を変えてしまうのが、いちばんの近道なのだ。
ライフハック心理学
これは「ライフハック心理学」のまえがきを引用させて頂いた一文です。人生には、ライフハック=手法だけでは、どうしてもうまく行かない局面があります。こんなとき「ものの見方」を変えることによって、一発逆転した経験が私には数多くあります。
「逆転裁判」という有名なゲームがありますが、その中で頻出するワード「逆転の発想」と、これは近いものだと私は思います。正面から見ただけでは一面しか見えない、横から見たり後ろから見たり、時には逆立ちして見ることも必要だと思います。こうだ!と思い込んだものは一面からしか見えないことが多いのです。心のあり方が変わると横からも後ろからも見る余裕ができます。
人生の困難な局面ではものごとが一方向にしか流れていかないように見える瞬間があります。この本を読んでおけば、困難に直面した際、「ものの見方」を変え起死回生の案が浮かんでくるかもしれません。

続かない習慣を続ける方法
このセミナーで一番聞き耳を立てていた話題です。先の記事「禁煙を成功させる方程式」が完全ではなかった私に、今一番Hotな話題です。
・メリットがあるから行動する
人はメリットがあるから行動する、つまり続かない習慣には何らかのメリットが不足している場合が多いということです。早寝早起き三文の得ということわざがありますが、三文の得が感じられない方には早寝早起きは難しいはずなのです。朝目が覚めた瞬間に布団にはいつまでも入っていたい、朝バタバタしてしまう、を天秤にかけているのですね。朝のバタバタに慣れてしまっている方には三文の得は感じられません。だから出来ないのです。早起きのメリットを私には理解できませんが、これが理解できれば、そして覆されなければ自然とできるのではないかと思います。
ちなみに「禁煙を成功させる方程式」は、喫煙場所の役割や禁煙することで失うものに惑わされたことにより失敗しました。新しい習慣は良いことばかりではありません、それによって失うものの大きさを真に受けることでもあったのです。
・感情を介さない
朝6:30に起きる、たったこれだけのことしか考えなければ早起きは達成できます。寒い→布団に入っていたいと考えるから出られないのです。例えば、布団から出る時間までに部屋を暖めておくというアイデアはどうでしょう。少し先の未来の自分が迷わないよう手心を加えておけば、求める結果は得やすい、こんなお話でした。行動がひっかかるところに何か仕掛けを置いておく、ということですね。

タスク管理分科会の宣伝も
このセミナーは私が所属する東京ライフハック研究会主宰の北真也さんがファシリテーターとして、参加されておりました。佐々木さんからのフリを見事にアドリブで乗り切り、そしてお笑いに持っていけるところは、さすが!のヒトコトでした。東京ライフハック研究会と大きく銘打っても、最終的には中の人による部分が大きいのです。北真也さんのような気さくなそして面白いお兄さんが主宰していれば、きっと楽しい会に違いない!と思って頂けたのではないかと思います。北さん、大成功でしたね。
セミナーの時間が押す中、私主宰のタスク管理分科会の宣伝もさせて頂きました。私の感触ではタスク管理に興味を持っている方がたくさんいらっしゃいましたので、この会の需要を改めて感じました。タスク管理というものは、社会人にあったほうが良いスキルのひとつです。ただしこのスキルは、学校では教えてくれません。現状では、仕事で痛い目にあった方が駆け込むようなケースがほとんどではないかと思っています。私の役割は、タスク管理をもっとカジュアルに、もっと一般的にすることではないかと感じることがあります。みなさんから色々なご意見を伺い、それを吸い上げ、ひとつずつ実現していければと思います。
私たち東京ライフハック研究会のイベントはもうすぐ開催です!
11/3(文化の日) タスク管理分科会
11/6(土) 東京ライフハック研究会

@kazumoto さん本を出版される?
最後はちょっと疑問形で締めくくりたいと思います。楽しみにしています!

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2010/10/30

アナログとデジタルのタスク管理の違いはキャベツに例えるとわかりやすい

デジタル
その特性を活かし、ある目的を達成する行動ベースで実に細かくタスクを作成し、いくらでもしまって置けます。数に制限はなく検索や分類もできますので、非常に密な洗い出しができます。
これはキャベツを千切りにして仕込んでおくのと似ています。たくさん仕込んで冷蔵庫に入れて置けば営業時間に仕込みを気にする必要はありませんし、すぐに使えます。
ただし予想より千切りが出なかった場合、仕込みは無駄になる可能性があります。なのである程度の量を見込めないと失敗します。
これは綿密に立てたタスクが見込み違いで使えなくなるのと非常に似てますね。

アナログ
ポイントだけ抑えて日付で整理するのが得意です。いざ作業に取り掛かるときに行動をタスクとして細分化しメモしておくと仕事が捗るでしょう。
これをキャベツに例えると仕込みは行わずその場で千切りにするのと似ています。注文を受けてから切るので、無駄がありませんし新鮮です。その反面都度切らなければなりませんので、料理に時間がかかります。なので、忙しくなると仕込んでおけば良かったかな?と疑問を感じます。

あなたの職場環境はどちらに適しているでしょうか? TPOに合わせた道具を選びたいですよね


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2010/10/29

繁忙期にはタスクリストの分室を用意する

最近色々と忙しくなってきましたので、タスク管理をアナログ寄りに切り替えてます。
ちなみに普段はデジタルでスケジュールやタスクを管理しています。仕事はチームで動くことが多く、私が全く予定していない、そして締め切りが緊急な仕事を突然要求されることがあります。つい5分前に取り掛かった仕事を中断せざるを得ないなんてことがあるのです。

こんな目まぐるしい状況の変化でも、私のタスクシステムはなんとか受け止めることができるようになってます。でも、すぐに手を付けるもの、後でやるもの、グチャグチャになるのは避けたいとも思ってます。そこで極めて一時的にですが、手帳を使って分室を作ることにしています。

手帳を使うと、遠い将来を含めた気をつけて置かなければならない数百のタスクを受け止めることは難しいですが、目の前ある繁忙期の混乱をメモすることはできます。今取り掛かっている仕事をメモするだけで、もし割り込みが入っても元の作業に戻ることができるからです。

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2010/10/27

10/29の「ライフハック心理学出版セミナー」に参加します

ライフハック心理学出版セミナーとは
この会の主宰であり、本の著者の佐々木正悟さんは、心理学ジャーナリストをされている方です。ホントにたくさんの活動をされている方なので詳しく紹介するとドンドンでてきますが、私的に噛み砕いて説明するとこうなります。
ブログ「ライフハック心理学」の管理人さんです。
私が欠かさず読んでいるブログのひとつです。このブログは数年前からありますので、ブログが先、本が後になります。同名の著書を書いた気持ちはどんなものでしょうか? このセミナーに参加する動機は、この気持ちを生の声で聞くことです。ご本人は主宰であり主役である立場なので、隙あればという形になりそうですが、是非聞いてみたいと思っています。挙手質問コーナーがあれば、まっさきに手を上げようかと思っています(笑)
私と同じような動機を持つのコアな「nokibaファン」な方がどれほどいるかわかりませんが、他にも良いことがたくさん待ってますよ。

私はいつも、次のような方を念頭に置いて、本を書くなどしています。ですからつぎに該当すると思われる方は、本の購入などはけっこうですから、ぜひ会場に足を運んでいただければ幸いです。
・「心理学は大好きだが、実際の役に立つんだろうか?」と思っている方
・「趣味でライフハックにのめり込んでいるけど、もう少し何とかしたい」と思う方・「ライフハックは脳科学的に妥当なのだろうか」というような話題に思わず引き込まれる方
・驚異の記憶力とか驚異の集中力という書籍をついつい買い込んでしまう方
「ライフハック心理学」@東京ライフハック研究会開催のお知らせ

また先着10名に「ライフハック心理学」が500円割引&サイン付?で購入できる特典や参加者全員にモレスキン手帳のラージがプレゼントされるというオドロキの企画もあります。これって参加費より高い手帳なのですが…
申し込みページはこちらから。

東京ライフハック研究会とのコラボも
私も所属する東京ライフハック研究会の主宰である北真也さんがツッコミ役として登場します。どんなやり取りが行われるのか現時点ではわかりませんが、ライフハック的な視点&本場関西人のつっこみは低く見積もっても楽しめるはずです。何気ないやり取りも逃さず、モレスキンに記録できればと思っています。
そして、このセミナーから5日後の11/3に私が主宰する勉強会「東京ライフハック研究会 タスク管理分科会」を開催します。ゲストスピーカーはなんと佐々木正悟さんです。なんと言いますか巡りあわせが良すぎです(笑)当日はタスク管理に興味をお持ちの方にどんどんアプローチしていきたいと思っています。この勉強会が気になる方はコチラ
ちなみに東京ライフハック研究会は11/6開催ですので、イベント盛りだくさんですね。

なぜ「nokibaファン」なのか?
こんな私的なことまで公開する必要が果たしてあるのか?という声が聞こえてきそうですが。
ちなみにnokibaというのは佐々木正悟さんのTwitterアカウントです。
「ライフハック」と「心理学」
この2つのワードを別々に見ると何の関連性もないように見えます。しかし「ライフハック心理学」と続けて読むと妙に合う言葉だと思います。それはライフハック的な手法のほとんどは、使う方の気持ち次第で薬にも毒にもなるからです。ライフハックブームが落ち着いた頃、「ライフハック(笑)」という言葉を良く目にする時期がありました。その言葉に「手法にこだわりすぎて却って時間をロスしてしまう」という姿が想像できます。この姿こそがライフハックが毒になるケースだと私は思います。こんな時、手法にこだわり過ぎずかつ効率的に、つまりいいとこ取りをするには心理的なアプローチがあると自分の制御が効きやすいはずなのです。新しいもの好きの方には、特にこの感覚がわかって頂けるかと思います(笑)
この2つのワードに関連性を見出してくっつけてブログにしたのが、佐々木正悟さんです。ブログのタイトルを見た瞬間にこれだ!と思ったことを今でも覚えています。それからしばらくして実際にお会いする機会があり、タスク管理のツールToodledoで盛り上がり、そして色々あって今に至ります。本をほとんど読まない私、有名人にあまり興味を持たない私、徐々に変わりつつあります。

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2010/10/26

複雑で気が重い仕事を受け入れる気持ちのコントロール

受け入れられる範囲
受け入れられる範囲に入らない仕事、予想もしなかったトラブルから発生するかもしれませんし、単純に乗り越えなければならない壁の場合もありますよね。放ってはおけないけど、気分的に手を付けづらい仕事とでもいいましょうか。
仕事が出来る人はこの範囲が広いかのように見えますが、私はそうではないと思っています。気が重い仕事は誰がやっても気が重いはずです。でも実際にはそうでない場合もあります。その時の状況や感情によって、いつもはすぐに取りかかれない仕事に取りかかれるタイミングがあったりするからです。
そのときの感情によって「取りかかれる」という状態を作り出しているのであれば、これをコントロールすることで少しは取り掛かる気になるかもしれません。

気持ちのコントロール
仕事に向き合えない気持ちをコントロールするには、まずは仕事を自分の手に取り戻さなければなりません。逃げる方向に向かった気持ちを片付ける方向に変えてあげる必要があります。
とは言え、何の手立てもなく気持ちの向きを変えるの難しいですよね。

まずは納得する
仕事をやって得られるものと今取りかかる仕事とを結び付けてみると動機を思い出すことができます。動機があれば、その仕事に対して納得することができそうです。
給料を貰うためには、この製品を販売しなければならない、販売するためには作らなければならない、だから今設計書を書いているのだ、こんな風にゴールと行動を関連付けると気が重い仕事にも納得がいくかと思います。
もしゴールとつながらないのであれば、あなたの直感は本当はやらなくて良い仕事、もしくはやっても効果が上がらない仕事と思っているから気が重いのかもしれません。それならば、手を付けないというのもひとつの手段だと思います。取り合えずやるという一言で片付けられる問題ではないかもしれないからです。他の仕事に手を付けましょう。

結果を求めない
もしかしたら複雑にしているのは、他ならぬあなた自身かもしれません。
私がよく失敗するのは、自分への高すぎる期待です。計画時に立てた「絶対に成功させる」という高い目標は、今の自分にはハードルが高すぎるのです。成功への条件は何か?という簡単に答えがでそうもないものほど、ハードルが高くなります。自分に失望する前に目標を見直しましょう。今のままでは土俵にすら上がれませんよね。


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2010/10/25

Googleリーダーを使おう+講習会のウラ話(ウラ話)

技術講習会にて、Googleリーダーの紹介をしてきました。発表した資料について公開すると共にちょっとしたウラ話もお伝えできればと思います。
こちらは講習会のウラ話を扱う記事になります。
「Googleリーダーを使おう」の話題については、こちらから。

簡単なプレゼンテーションならiPhoneで十分
今回の講習会はiPhoneをプロジェクターに接続して、プレゼンテーションを行いました。実は始めての経験でプロジェクターとうまく接続できるか(特に解像度)心配がありましたが、結果的にプロジェクター側は特に設定や調整の必要なく自動認識で表示できました。プロジェクターにはiPhoneを直接接続できませんので、VGAアダプターというケーブルを間に挟んで接続します。写真のようなつなぎ方になります。
この便利なケーブルはAppleストアから購入することができますので、簡単に入手できます。しかし大きな制限がありますので、購入にはレビューをよくお読みになることをオススメします。iPhoneの画面がそのまま出力されると思ったら大間違いなので、VGAアダプターケーブルに対応したアプリでないと出力ができないからです。例えばゲーム画面を大画面に映したいと思っても、対応しているゲームはほとんどないはずです。

iPhoneでのプレゼンテーションに使用したアプリ
GoodReaderというアプリ使用しました。このアプリは本来はiPhoneをポータブルHDDとして扱う+簡易ビューアーのアプリで、プレゼンテーション専用のアプリではありません。しかしPDFファイルの1ページを全画面表示できて、フリックによるページ送りができます。そして前述したVGAアダプターの対応アプリでもあります。有料ですが¥115と安いので、iPhoneでプレゼンをしない方でも予習用練習用に持っていても良いでしょう。プレゼンの開始時間ギリギリまで資料の確認ができます。
GoodReaderはPDFファイルの他にPowerPointや写真、音楽、動画のファイルにも対応しています。ただし動画なら全てのファイルが表示できるかというとそうではないので、変換が必要な場合もあるかと思います。
GoodReaderは操作面でも優れています。フリックによるページの送りの他に、ダブルタップによって要点を拡大することができます。ページの全体を説明した後、各ポイントを拡大表示して詳しく説明するような用途で使えます。拡大時にフリックを行うと画面を上下左右360°スクロールすることができます。要点から要点へスムーズに移動できます。ただし拡大時にはページ送りの操作ができませんので、一旦拡大を解除する必要があります。拡大の解除(縮小)は二本指でタップです。この時、両手が必要になります。片手でiPhoneを固定して、もう片方の手で二本指でタップする操作になるからです。そのため、余程器用でない限り指し棒を一旦置いて持ち替える必要がでてきます。プレゼンの緊張のあまりiPhoneを落としてしまわないよう心配な方は練習あるのみですね。

Adobe Acrobatを使わずにPDFを作成
ネット上でよく見かけるPDFファイルですが、いざ作成しようとすると別途ソフトウェアが必要になります。
・PDFファイル見るだけ:Adobe Acrobat Reader
・PDFファイル作成:???
この???に入るソフト、実はたくさんあります。企業ではAdobe Acrobatを使うケースが多いと思いますが、今回発表に使ったPDFファイルは「OpenOffice.org」というソフトウェアを使って作成しました。PowerPointのファイルをOpenOffice.orgのプレゼンテーションで開き、「PDFファイルとしてエクスポート」機能を使ってファイルへ出力しました。OpenOffice.orgは無料の総合オフィスソフトウェアでMicrosoftのOfficeと同じようなことができます。ちなみにWindowsでもMacでも動作します。
OpenOffice.orgのプレゼンテーションを使えば、資料をいちから作ることもできます。しかしPowerPointの操作に慣れている私にとっては、操作性がややとっつきづらい面があります。PowerPointがない環境での予備として、PowerPointが持っていないPDFファイルの出力などの補完として使っています。
他に???に入るソフトで有名なのは、「PrimoPDF」のようなプリンタドライバ型のソフトウェアです。PowerPointの印刷時にPrimoPDFを指定するとファイル名を聞いてきて、それがPDFファイルになります。印刷イメージをPDFファイルにしてくれるので、こちらのほうがシンプルかもしれません。

技術講習会では講習会の内容そのものもそうですが、プレゼンテーションも色々な方法にチャレンジし情報交換することで、みなさんがTPOに合わせたプレゼンが行えるようになって頂ければと思っています。用意した環境が現場で動作しないというドラブルはつきものです。iPhoneでのプレゼンは制限付ではありますが、今回予備としてなら十分使えることがわかりましたね。

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2010/10/23

Googleリーダーを使おう+講習会のウラ話(スライド)

Googleリーダー使い方 page1

技術講習会にて、Googleリーダーの紹介をしてきました。発表した資料について公開すると共にちょっとしたウラ話もお伝えできればと思います。

Googleリーダー使い方 page2
私のブログの読者のみなさんは、ご存知の方が多いサービスだと思います。講習会で簡単に質問したところ実に八割の方がご存知無かったという結果にかなり驚きました。このサービスを四、五年前から使っているので、あって当たり前だからです。こんな便利なサービスが今では誰でも無料で使える時代です、是非試しに使って頂ければと思います。

Googleリーダー使い方 page3
あまり取り沙汰されることはありませんがGoogleリーダーはクラウドサービスのひとつです。iPhoneやAndroidなどのスマートフォンからもチェックできるだけではなく、PC版と画面の見た目が変わるだけで同じデータを参照することができます。これはすなわちモーニングコーヒーを飲みながら自宅PCで読んだ記事は、通勤中のスマートフォンには表示されなくなる(二度読みがない)ことを指します。読んだ記事はGoogle側で管理しますので、同じアカウントでログインすれば同じものが見れるという仕掛けです。なので、ランチタイムでまた別の環境から閲覧しても引き続き読むことができます。

Googleリーダー使い方 page4
Googleリーダーへの入り口は割と身近なところにあります。使い始めるには、Googleのアカウントを取得してログインする必要があります。

Googleリーダー使い方 page5
登録のブックマークレットは、Googleリーダーの設定ページにあります。私はWebブラウザのブックマークツールバーに配置しているので、面白いサイトを見つけたらすぐにGoogleリーダーへ登録できます。

Googleリーダー使い方 page6
画像で度々表示されている「シゴタノ!」というサイトは、「仕事を楽しくする」ことをテーマとしたブログです。記事には必ず関連する書籍が掲載されてますので、気になった記事の内容をさらに深く学びたいときに重宝します。

Googleリーダー使い方 page7
スター機能をうまく使えると記事が早く読めるようになります。タイトルだけを見て読みたい→スターを付ける→次の記事へを繰り返し、後でスター付きの記事だけ念入りに読めばよいのです。この読み飛ばしができるようになると幅広い記事を時間をかけずにチェックすることができます。

Googleリーダー使い方 page8
おすすめ機能を使うとWebサイトへの入り口がもうひとつ増える感覚を受けるでしょう。新しいサイトとの出会いは、ポータルサイトからGoogleからブログなどのリンクからなどありますが、自分がチェックしたいカテゴリの情報の幅を広げてくれるようなサイトとはなかなか出会えません。おすすめ機能はそんな悩みを解決してくれます。自動的に自分の興味対象の情報を扱うサイト拾ってくれるので、積極的に情報の幅を広げたい場合にはかなりオススメの機能です。

講習会のウラ話へ続きます。
ウラ話では、準備した資料の作成方法、スライドを表示した環境についてまとめます。

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2010/10/19

自分をサポートする専属秘書つくるライフハック



ドラマで見かける大物政治家や経営者には必ずといっていいほど腕の良い秘書がついて、つい羨ましく思うことがあります。秘書がスケジュールやアポイントなど仕事の段取りを全てこなしてくれるので、本来の仕事に専念できるかのように見えるからです。もちろんこれは私の勝手なイメージですので、実際はそんな上手くはいかないかもしれませんし、秘書のお仕事は段取りだけではないかと思います。ですが、雑用に惑わされず仕事に集中できる環境は誰もが欲するものかと思います。

理想の秘書がいるとより利益に関わる判断に集中できそうです。私のようなサラリーマンは勤務時間をもっと効率よく使って家族と過ごす時間を増やすことが利益となります。でも、秘書を雇う余裕なんてなかなか持てるものではありませんよね。なので、もし仕事のマネージメントを必要とするほど多忙なり煩雑であるなら、自分で理想の秘書も演じる必要があると言えるでしょう。仕事をしやすい環境を整え雑用を整理して臨めば、いつもより仕事が捗るはずです。また仕事が楽しいという感覚まで生まれるかもしれません。楽しんで仕事に臨めるとストレスは遠ざかり、あなたの能力は十分に発揮できる状態となる、そうなるといいですね。

ひとりで秘書まで演じようとすると、心配になるのは時間が足りなくなることです。準備や段取りに時間をかけ過ぎて、行動する時間が不足する心配です。確かに準備をいくら念入りにやっても仕事は終わりません。この心配が大きく働くと無意識のうちに準備と行動が同時進行になってしまいます。その結果、仕事が捗りづらくなり、冒頭のように秘書が欲しいなあと考えが一巡してしまうのですね。

では、準備に時間をかけ過ぎず本来の仕事に集中するには、どの辺りが良いポイントなのでしょうか? これには簡単な答えなかなかはありません。

私は毎日朝一番に一日のスケジュールを組んでいます。予定を組む朝一番の私が秘書に当たるのです。そして組まれたスケジュールを予定通りににこなす「だけ」の私をサポートします。
秘書のお仕事はもうひとつあります。一日の終わりにどの作業にどのくらい時間がかかったかをおおまかに記録するお仕事です。全く同じ一日が繰り返されることはありませんが、記録を取り続けると段々と傾向がわかってきます。この傾向を踏まえて予定を立てると達成しやすいのです。
ここで意識しているのは、この時間で絶対に終わらせるという根性論に近い感覚ではなく、いつも通りならこの時間に終わるという感覚です。

明日からすぐにできるのは、朝の身支度にかかる時間です。面白いのは朝に弱いという方ほど、テキパキと準備ができることです。自分なりに工夫ができれば、バリバリ仕事をこなせる方と同等とまではいかなくても、雑念に惑わされず自分の役割に集中して仕事ができるようになれるかもしれません。

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2010/10/17

ヨシナのズボラー手帳術


ズボラーの定義
私はズボラー=型にはまらないと捉えています。
例えばシステム手帳のように週間や月間など決められたフォームがあって習慣的に書くというのではなく、書くべきことがある場合だけ書く、イベント発起型のスタイルを想像しています。一般的に手帳に記すことが当たり前になっている方を指して、ズボラとは言えないですよね。どちらかというとマメな方です。なので、ある意味必要に迫られて、書かないと失敗するから書く、目的を達成するのに必要だから書く、という使い方がズボラな使い方ではないかと私は定義します。
定型がないからこそ、書いた内容を後で見やすい様に工夫する必要が出てきます。システム手帳のように日付を辿って見つけられるような書き方ではないからです。見やすく、そして使いやすくする工夫こそが「ズボラー手帳術」ではないかと思います。

夫婦のイベント企画を手帳に
結婚記念日は家族の誕生日と並ぶ、家庭内の一大イベントです。我が家ではまだ小さい子供を親に預かって貰える数時間だけのイベントになりますが、それでも日頃子供を連れているとできないことを中心に企画しています。
例えば、去年はインドカレーを食べに行きました。夫婦共にインドカレーが大好きなのですが、子供は辛くて食べられないので、という理由です。今年は有名なスペイン料理パエリアを食べに行こうと計画してます。下の子が2つになるのでもう少し時間を延長して映画を見ようとも考えています。
家族会議で決まった今年の結婚記念日の方針を私は手帳に記しました。ちなみに結婚記念日はいい夫婦(11/22)で、まだまだ期間があります。メモって置かないときっと私は忘れます。これは忘れてしまいそうだけど、忘れてはいけないことです。この辺りが動機の「必要に迫られる」部分になります。
では、このページの中で使っているズボラー手帳術、3つのポイントを紹介します。

大事なイベントにはリマインダー
書いたページが後で簡単に辿れるようクリップを挟んでいます。このクリップによって結婚記念日の準備を怠ることを予防しています。今後スペイン料理店を見つけて追記する際にもすぐにこのページにアクセスできます。
ダイソーで見つけた!モレスキン手帳に使える簡易ブックマーク

次のアクションをわかりやすく
手帳にメモを記してもなかなか効果がでないという意見の方をよくお見かけします。メモの取り方を見せて貰ってほぼ全員共通するのが、次のアクションが書かれていないことです。予定やイベントだけをメモしてもそれは頭で記憶できてしまえば済むことだから、効果が出にくいのです。
もう一歩踏み出して、次にとるべき行動まで書き出すとメモはぐっと活きてきます。またイベントの検討の過程を記すのもオススメです。結論は絶対に忘れないという方でも、どうしてこの結論に至ったのか?は忘れやすいかと思います。迷ったときにイチから考え直すのは時間がかかりますよね。
私は行動を表すメモに□を書くことに決めています。この目印は、後日整理してタスクリスト登録した際に塗りつぶします。こうしておけば、漏れがなくなりますよね。
ちなみにこのアイデアは「モレスキン 伝説のノート活用術」という本を読んで知りました。
手帳のイベントで学んだデジタルアナログ使い分け術〜モレスキン「伝説のノート」活用術・出版記念イベント

関連資料も手帳に
映画の割引券があります。当日までまだ時間がありますのでおそらく何処かに行ってしまうでしょう。
この割引券は、手帳のメモに関連する資料とも言えるかと思います。整理に迷った資料は思い切って貼り付けてしまいましょう。
整理に迷うなら貼り付け、この方法を奥さんに見せたら当たり前だと言われましたので、意外とポピュラーな方法なのかもしれません。私は過去手帳に何か貼り付けることに抵抗がありました。が、今ではペンケースにテープのりを入れておくほど使い方が変化しました。単純に便利だからです。
手帳にはポケットが付いているものも多く割引券程度ならしまえます。また付箋ポケットという便利な付箋があります。該当ページに臨時的にしまうのに便利そうですね。
紙類をどんどん貼り付けると手帳が膨らみます、そして書きづらくもなります。下敷きを用意する方法もありますが、不要になったら簡単に取り外せる方法を用意しておいたほうがと良いかと思います。
床屋の割引券を覚えていられますか?行動に関連するアイテムをキャッチしておく3つのTips

尚、このズボラー手帳術は「Tanakamp的ヒトコト。」さんの企画です。よくよく読んでみると募集企画ではないようなのですが、楽しい話題&書きたい話題なので乗っかります。既に書いてしまった後だから(笑)という理由も多分にあります。

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