ラベル 書籍 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 書籍 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2012/03/23

"この本は、夢や希望、明るい未来を期待しているヤツらに現実を見せてやる本です。" by お前なんかもう死んでいる

お前なんかもう死んでいる
~プロ一発屋に学ぶ50の法則~



この本は、毒舌で有名なお笑い芸人「有吉弘行」が書いた「自己啓発本」です。

有吉弘行さんといえば、猿岩石。

ピーク時に月収2千万稼ぎ、テレビから消えた逆のピーク時はゼロになったそうです。日本中誰もが知ってるようなスターに登りつめた後のまさかの転落人生。

どん底の中で培った生きるためのノウハウが詰まっていました。

サラリーマンの打算的な考えは身を滅ぼす

正直読み始める前は、大スターの転落人生の話なんて私にはあまり関係のない世界。なんて、ゴシップ感覚で読みはじめたのですが、「はじめに」の章でそれは覆されました。

・自分はこの会社にいれば安泰なんだ
・35年ローンで家買っても平気なんだ
・老後も安心なんだ

こういうサラリーマンの打算的な考えがダメだと指摘しています。

そういう計算しているから、給料下がったとか、ボーナス出ないとかっていうだけでも大騒ぎするんだよ

さらに、こう続きます。

自分に期待するより、ダメな人間なんだと思っていきたほうがよっぽどラク

将来はおそらく良くなるだろう、という楽観的な考え方ではなく、苦しい現実と向き合って将来の予測を立てることに意味がある

ゼロからイチにするのはタイヘン


ないところから作るのが大変なんです。ゼロになったらどうあがいても無断です。1を5にするほうが簡単。忙しい中、いろいろ仕事がある中で努力すれば、その頑張りが認められて、ひとつの仕事が次から次につながって、どんどん仕事が増えた

苦しい状況を一度リセットして新しい環境でやりなおすよりも、今の環境で努力したほうがいい。

もし今の境遇を悲観して新しいことをはじめようと考えているなら、もう一度だけ考えなおして欲しい。今やっていることの延長上、もしくはひとつ隣の分野にチャレンジするほうが広がるのではないか。

今まで積み上げてきたものを自分から崩してしまうなんて、とても残念なこと。一時的な感情によって自分を見失うことは絶対に避けたい。

この本をオススメしたい方

この本のネガティブな言い回しに騙されてはいけません。悲観的な文章に同調してはいけません。サブタイトルの50の法則もちょっと怪しいかもしれません。

それでもこの本をオススメしたいのは、

不思議と「生きよう!」というメッセージが伝わってくるからです。

伝え方が少々乱暴&後ろ向きではありますが、本質的には「しぶとく生き残る」ための考え方を紹介している本だからです。

マイナスの環境にマイナスの感情で突き詰めたらプラスが見えてきた。

そんなバカな!と思った方にぜひ、オススメしたい本。

お前なんかもう死んでいる~プロ一発屋に学ぶ50の法則~ 1.3(¥350)App
カテゴリ: ブック, ライフスタイル
販売元: tosihiko tanaka(サイズ: 7.8 MB)
全てのバージョンの評価: (154件の評価)
+ iPhone/iPadの両方に対応

面白い!っと思ったら、シェアしてみませんか!

2012/03/16

あなたがもし経営者だったら今の給与で自分を雇いたいと思いますか?

Dollars

私の愛読書に「お金の科学」という本があります。

この本は、今よりもう少し裕福になりたい、とか、もっと背伸びして大金持ちになりたい、とか、もっとお金が欲しい!と思う方のための本です。

うまく行く人は原則を持っている

発想が豊かな人、私の周りにも何人かいますが、そういう人はどんな無理難題でも誰もが納得いく形にまとめあげてしまいます。驚くのは、何か特別な方法を使うのではなく、ごくごくありふれた方法で解決してしまうことです。

逆説的に考えると、

誰もが知っているような方法で答えをだせるから反対意見がでない、という理屈です。きっと周りの状況に左右されないある一定の考え方・原則を持っているから答えがだせるのではないか? っと私は思っています。

お金の科学」は、お金に関するある一定の原則(マインド)を紹介してくれる本です。その中の一文にこういうことが書いてあります。

価値と対価の原則


そのオファーを拒むことは正気の沙汰ではないと思わせるほどの価値を提供すること

これは240ページに書かれているのですが、さらにこう続きます。

あまりにも大きな価値を、あまりにも好条件で提供し、お客様の誰もが自動的に「イエス」と答えるようにする。

なるほど!

でも、今の私にはちょっと高すぎるハードルかなぁ…。なんて思ってしまします。確かに良い考え方だけど、できるかどうかはまた別の話。

理由は、価値を生み出す単位が大きすぎるから。会社単位、部署単位、チーム単位など、複数の人が役割分担して作りあげるものだから。自分一人の力ではあまり変わらない。全員に浸透させるのもなかなか難しいと考えてしまう。

とすると、

自分一人でできる単位なら良いのではないか? このラインだけは守ろうという自分ルールを作れば良いのではないか?

自分が生み出した価値をもらっている給与より大きくする

当たり前のことかもしれませんが、まずはこのラインをクリアして継続していくことを目標としていければ、なんて思ってます。

すべては私がお金持ちになるため。

まずはできる範囲をひとつひとつ、優秀にこなしていくしかないはずです。

原則を曲げてしまう考え方


・給与を貰えるのは当然の権利
・毎年昇給するのも当然の権利
・できるだけ楽をして平均よりちょっと上の収入を得たい

自分の主張だけを通そうとするのはおかしい。もし自分が経営者の立場だったら、もし主張だけが強い人がいたら、頭が痛い問題です。社内の問題にかかりきりになってしまうなんて、悲しいですよね。

あなたがもし経営者だったら今の給与で自分を雇いたいと思いますか?


面白い!っと思ったら、シェアしてみませんか!

2012/03/01

なんどでも読み返したくなる!我が家のおすすめマンガ5選 #5manga

20120229234426
うちの書斎にはあかずの本棚があります。
中には思い出のマンガがずらり。どれも何度でも読み返したくなるくらい大好きで捨てられないものが入っているんです。

子供が産まれてからはマンガを読む時間も惜しいので、開かずの本棚。
新しい本を買ってももう入らないから、空かずの本棚(笑)

今回はこんちくわのぶろぐさんの企画に乗っかって、オススメの漫画を5冊紹介しますっ!
[企画]何度でも読み返したくなる漫画5選 #5manga | こんちくわのぶろぐ


行け!稲中卓球部

私のツボは空手家テッシンのエピソード。

強い男になりたいなら月謝を持って来い!と言い、
「よーし、まずはランニングだ!赤いワーゲン5台見るまで帰ってくるな、走り続けろ!」
っと言い放って逃げてしまう詐欺師でした(笑)

こちらのブログに詳しく載ってます。

同じ企画に参加されているHAYAさんは、「井沢君がフラれるシーン」をオススメしてますね。
HAYA技 - 【企画】何度でも読み返したくなる漫画オススメ5選 #5manga

寄生獣

もし人間と同じくらいの知能をもった人食い生物が人間に寄生して、人間社会に入り込んだら…?考えるだけでも恐ろしい設定です。

最終巻にこんなネタだしエピソードが載ってます。

「寄生獣」はまず出来事が存在し、次にそれに対峙する「登場人物」たちを配置してゆく

ちょっと視点を変えてみると、「私の周りに出来事があるのではなく、出来事の中に私がいる」になります。

そうです。この考え方は大地震など大規模災害に見舞われたときの考え方そのもの、災害の中で私はどう逃げるか?と考える方法に似ているんです。

こういう視点で描かれているから非現実的な設定に妙にリアリティがある、そんなマンガです。

明石さんは、あの独特の絵柄・雰囲気がマッチしているのは「七夕の国」だ!と断言してます。面白い!
[企画]何度でも読み返したくなる漫画5選 #5manga に乗ってみる

新のぞき屋

のぞき屋というのは、私立探偵の別名のようなもの。浮気調査、素行調査なんかのお話が題材です。

このマンガが好きな理由は、その人物設定にあります。
例えば、こんなにクセのある人物が登場します。

・体を売ってでものし上がりたいマネージャーに恋する新人アイドル
・恋させて意のままに動かそうとする腹黒いマネージャー
・お金の力を使ってお近づきになりたい追いかけの若社長
・両思いになりたいと想いすぎて現実と空想がわからなくなってしまった追いかけ

寄生獣は出来事を描ききったのに対し、のぞき屋は人間のフェチについて細かい描写があります、ノンフェチの方でも共感できるくらいの。ホントは実在の人物に取材したんじゃないの?なんてこちらも妙にリアリティがあるマンガです。

私のオススメはここまで!次はうちの奥さんのオススメになります。

三丁目の夕日

鎌倉ものがたり

どちらも西岸良平の作品。三丁目の夕日は映画にもなりましたよね。
推しポイントを聞いてみたところ、こんなコメントをもらいました。

西岸良平の作品は、私が体験してないんだけど懐かしく感じて、気持ちが温かくなる。心に余裕を与えてくれるんだなぁ

体験してないのに懐かしく感じというのは、デジャヴ。デジャヴを通じて心に余裕を持てるという感覚は不思議ですよね。でもこういう感覚、なんとなくわかるという方も多いのではないでしょうか。

鎌倉ものがたりは私も大好きになって全巻読破してます。鎌倉と妖怪と夫婦愛、ちょっと不思議なお話が多いのですが、ほのぼのとしてるのが印象に残ってます。

面白い!っと思ったら、シェアしてみませんか!

2012/02/13

仕事量が部下と同じかそれ以上なのに管理もしなきゃならない!プレイングマネージャーのための時間管理教本「部下を持つ人の時間術」

Team Spirit, December 2006
「部下を持つ人の時間術」とても面白く読めました。

この2つのポイントが、私の今の問題をジャストミートしたからです。
・部下を管理しながら自分も仕事を抱えているプレイングマネージャーに焦点を当てている
・理想論を踏まえた上で今すぐにでも手が届く使える現実解を紹介している

著書はあの水口和彦さん、TVやラジオなどにも出演しておりますが、個人的には私の心の拠り所、2大ブログのうちの1つの中の方です。こういう紹介の仕方はピンと来ないかもしれませんが、とにかくオススメ!ということです(笑)
時間管理術研究所 □□ 仕事と生き方、幸せの研究所 □□

98.6%が一人二役化の時代

ある上場企業の課長職に向けたアンケートでは、こういう回答が得られています。
マネージャー業務だけを行なっている 1.4%
マネージャー業務よりもプレーヤー業務のほうが多い 40%
マネージャー業務の比率がそれなりに高い課長職でさえ、98.6%がプレイングマネージャーと化しているというのです。
(本文より抜粋)

これは私にものすごく当てはまります。仕事量は部下と同じかそれ以上ありながら、管理業務まで行わなければなりません。開発を行う技術者でありながら、部下の管理プラス営業を行い常に仕事を切らさないようにしなければなりません(一人三役状態)。だからひと昔前は月の残業時間が300h(約2.5ヶ月分)にもなるくらいの仕事をしていたのでしょう。

この本を読む前までは人より仕事量が多いとは思っていましたが、一人三役状態だから2.5人分の時間がかかるという単純明確な答えを出せないでいました。どこかで自分の非効率さの問題と捉えているところがありました。

つまりリーダーすると必ずといっていいほどつきまとう罪悪感は、その人の非効率さの問題ではなく、単純に仕事量の問題です。だから効率的にやるという対策よりも仕事を減らす(もしくはタイミングを良くする)対策のほうが効果が見込めるということです。

タイミングを良くする技術、逆ホウレンソウ

この本には今すぐにも使えそうな対策がたくさん載っていますが、その中で私が一番オススメしたいのは「逆ホウレンソウ」です。実際に今でもやっています。すこし長くなりますが、引用します。

たとえば、部下からのホウレンソウが少なすぎると感じるのなら、もっとホウレンソウするように指導することも必要です。しかし、おそらく、どんなにがんばっても、部下が「上司の理想」通りに振舞ってくれることまでは期待できません。それよりも、上司が部下に働きかける機会を増やしたほうが、ずっと効果的です。「部下のホウレンソウが足りない」と文句をいうよりも、自分から働きかけるアクティブなコミュニケーションを増やしていくことが必要なのです。

上司が部下にコミュニケーションを取っていくのが「逆ホウレンソウ」です。ただし、ただ話しかけにいくのとはわけが違います。

大抵の部下は仕事でチョットつまづいただけでは、上司に相談に行きません。相談しないことで、上司の仕事をできるだけ止めないように気を使っているのです(もしくは上司が聞きにくるなオーラをまとっていて聞きづらい)。だから相談に行くのはもう手に負えないなという状況になってからです。

上司としてはそれでは困ります。だから逆に上司のほうから部下がつまづくだろうタイミングに状況を聞きに行く、すると部下の仕事が止まらないでスルスル〜と片付いてしまう、これが「逆ホウレンソウ」の効果です。タイミング良くミートを決めることでチーム全体としての効率がググっと上がるのです。

これは私が実践している方法ですが、部下に仕事を頼むとき、何時頃に状況を聞きに行けばよいかスケジュールを組んでしまいます。こうしておけば、忙しいところに部下に来られて困るということもありませんし、部下としても上司が忙しいところに質問しにくいというストレスから解放されるのです。

今では「逆ホウレンソウ」は部下に気持ちよく仕事をして貰うのに必須の方法ではないかとさえ思っています。

上司はもっと知恵を使って部下をコントロールし、自分の仕事をひとつでも多くやって貰うべきです。部下に(自分が考えられる)最高の環境を与え少しでも喜んで貰う、あげてあげて仕事を頼むのです。彼らは上司の期待を快く感じて、どんどん課題を乗り越えてくれるでしょう。

職場は私たちリーダーの工夫でもっともっと気持ちよくなるはず!

面白い!っと思ったら、シェアしてみませんか!

2010/11/14

謙遜しすぎは自分に毒 美徳意識の落とし穴

ニッポンのガーデニング

私たち日本人の美徳意識の中で一、二を争うのが「謙虚さ」です。一歩引いて相手を立てる、この姿勢は相手に思いやりを持っているという印象を与え、信頼関係を築くのに一役買います。そして「謙虚さ」が感じられないと「傲慢」な人だとレッテルを貼られ、敬遠されることすらあります。

「謙虚」であると人から信頼され「謙虚」でないと人から敬遠される、私たち日本人は小さい頃から「謙虚さ」について学び、この考え方がもう無意識にと言っても良いほど刷り込まれています。「刷り込まれて」いることによって、得をしている部分はかなり大きいと思います。私自信、お互いにへりくだり讃え合うやり取りで気持ちが良くなり、人間関係が良好になった場面を何度も経験しています。しかし謙遜であれば必ず上手くいくのかというと、そうではありませんでした。謙遜しすぎると逆にマイナスな印象を与えてしまうことがあるからです。

例えば、営業マンが自社製品の宣伝で謙遜してしまったらどうなるでしょうか? 営業された側、つまり顧客は「この製品大丈夫?」と思う場合もあるでしょう。営業マンは自社製品について、へりくだる必要はなく自信を持ってオススメすれば良いと思います。
「この車の燃費いいですね!」「いえいえ、このクラスだとN社の○○が一番燃費が良いですよ」、私はこういうやり取りに何度も遭遇しています。こう言われて正直な営業マンだと気持ち良く感じる方もいれば、N社の○○が気になってしまう方もいるはずなのです。H社とN社で迷っている状況であれば、N社に傾く可能性がないとは言えないのです。最悪、売る気がないと判断されても仕方ありません。
謙遜しすぎると、自信がないと判断されたり、気持ちを逸らされてしまったと感じさせてしまうことがあるのです。
私の知る限り、T社の営業マンは「ありがとうございます」と一旦受け止めてから、自社製品の別のオススメポイントも説明します。この流れで営業されると、私はどんどん前のめりで話を聞いてしまいます。自社製品に絶対の自信があるのか、もしくはそのように教育しているのか私にはわかりませんが、「製品に興味を持った」という気持ちを発散させずに、さらに大きくする工夫ではないかと思います。

ところで、あなたご自身についてはどうでしょうか? あなたが何かを成功させたとき、人から褒められたとします。多くの方はこのタイミングで無意識に謙遜するのではないかと思います。何らかの外部要因のおかげで成功できた、もしくは単純に運が良かった、タイミングが良かった、と答えるのがいかにも日本的です。特に褒めた相手のおかげで成功したというやり取りはとても美しいものだと思います。
そして逆に失敗してしまった場合、この場合は逆に自分に原因があった、つまり内部的な要因のせいで失敗したと潔く認めることが美徳とされています。

書籍「ライフハック心理学」のなかで心理学ジャーナリストの佐々木正悟さんはこう指摘しています。

・悪いことが起こったとき、原因を自分の外側に置く人は、あまりストレスをためずにすむ。
・悪いことが起こったとき、原因を一時的なものだと思う人は、心理的にストレスをためずにすむ
・成功した原因を「自分の外部」×「変動的」な運に求めてしまう→大いに損をしている

つまり美徳と反対のことを思う(思い込む)とストレスがたまらず、成功のために行ったであろうあなたの努力が報われると指摘しています。指摘されるまでもなく当たり前だと感じる方も多いかもしれません。ですが、私たちはものごとを無意識のうちに謙虚に捉えてしまいがちです。良いことは他人や運のおかげ、悪いことは自分のせいと考えてしまいがちなのです。謙虚さの根をはりすぎると、毒になるのではないか思えてしまいます。
謙虚な気持ちは美しいものです。しかしものごとの判断基準を謙虚さ優位で決めてしまうのは大きな偏見ではないかと思うのです。

原因を特定するための観察力は実に頼りないものだ。見つけ出しているのは客観的事実などではなく、心の創りだす、思い込みの産物に他ならない。たどすれば、自分に不利な思い込みばかりしている人は、大いに損をしていると言えるだろう。
ライフハック心理学


面白い!っと思ったら、シェアしてみませんか!

2010/09/27

仕事術をもっと身近に!電子書籍「マンガでわかる!スピード仕事術」


「マンガでわかる!スピード仕事術」とは
仕事を効率よく終わらせるための「ちょっとしたTips」が8コママンガでまとめられています。8コマでひとつの問題と解決方法がわかるような構成となっており、PDFファイルでの配布と合わせてちょっとした時間に読むことができそうです。画像はiPhoneのiBookで開いたスクリーンショットです。モバイル用のファイルも用意されていますよ。
登場人物の先輩と後輩のやり取りを第三者の視点から見れるようになっているので、当事者なら見逃してしまいそうなちょっとしたことも問題として捉えやすいようになっています。マンガの絵柄やその内容は著者のブログを見るとわかります。
ライフハック心理学-『マンガでわかる!スピード仕事術』販売開始しております

「ちょっとしたTips」は気付きに
仕事術やライフハックを迷信やおとぎ話と感じている方は多くいらっしゃると思います。誰だって今の自分の仕事のスタイルが一番しっくると感じているに違いないからです。ただしこの「しっくりきている」ことが原因で、仕事を効率良く終わらせられないケースを度々見かけます。良く見かけるのが、無意識にストレスのかからない方法を選択してしまい、逆に効率を落としてしまうケースです。誰もが本当はさっさと仕事を終わらせたいはずです。でもそれには、ちょっとした気付きが必要な場合があります。
この本の「ちょっとしたTips」は、仕事でありがちなタイムロス、誰もが経験しそうな悩みをほんの少し目先を変えることで解決させようという内容にまとまっています。8コマのマンガは導入に過ぎません、マンガを読んで気付きを感じたら、この書籍についてくるリンク集に読んでみましょう。もっと突っ込んだ内容が載っていますよ。マンガをインデックスのように使い、気になるところをリンク集で深く学ぶのがこの本の使い方ではないかと思います。

この本をオススメしたい方
社会人になりたての方よりも少し経験を積んで仕事上の色々な問題にぶつかり始める二〜三年目くらいの方に丁度良い内容ではないかと思います。そして経験豊富な方が読んでも面白いはずです。一度は経験したような失敗の事例がたくさん載っているからです。昔の失敗を思い出して、自分の成長を振り返ることができますよ。また仕事に行き詰まった部下にアドバイスする際にも使えるかと思います。ほんの少しのきっかけで問題を解決できたり、大きく成長したりすることは多いにありうることです。これを見守るのも上司の仕事のひとつですよね。


面白い!っと思ったら、シェアしてみませんか!

2010/09/15

出版記念イベント間近!モレスキン「伝説のノート」活用術を読んで改めて感じた手帳愛

なぜ一冊の手帳がそれほど重要か?
モレスキン「伝説のノート」活用術の冒頭に、私の気持ちを代弁してくれるような言葉がありました。
パスポートをなくすことなど心配のうちに入らない。しかしノートを失うようなことがあれば、それは大惨事だ。
実はこの言葉、私にとってはタスクリストにも当てはまります。免許証を無くしても、少しの時間とお金を使って再発行すれば良い、ただ自分の手帳やタスクリストがなくなったら…。手帳やタスクリストの中にあるものは変わりが利かないものなのです。これは自分の小さい頃の写真をなくしてしまうと心にポッカリ穴が開いてしまう気分にとても似ていると思います。

モレスキン「伝説のノート」活用術とは
まだ読んでいる真っ最中なのですが、現時点で一番強く感じたことを。
Cという結論を出す要因となったAやBという要素、このAとBを思い出せると問題が解決できる場面があります。例えば、自分がシステムエンジニアになると決めた(結論)のは、人生の目標のひとつ「難しいことを簡単にする」仕事(要素A)だったからです。その他、BCD…と要素がありますが、仕事がつらい状況に陥った場合に、要素Aを思い出すと小さい問題なんて気にならなくなります。
結論を導く要素のほうが、時に結論より重要になる場面や瞬間が人生には度々あります。この要素AやBを必要な時に見直すことができたらどんなに良いことでしょう。私はこれをモレスキンに託すことに決めてます。しかし実際はなかなかうまくいかないものです。いつ必要になるかわからない情報の保管にかけられる時間は、あまり用意できないのが実状だからです。また仮に保管できたとしても、膨大なページからどうやって探し出すことができるでしょうか。
モレスキン「伝説のノート」活用術には、私のこの問題を解決する手法が満載です。おそらくですが、筆者の方も私と同じ問題を過去に抱えていたのではないか?と思ってしまうくらい的確な指摘と思います。

9/16(明日ですね)モレスキン「伝説のノート」活用術・出版記念イベントが開催されます。私はこのイベントに参加します。本に書いていない何かを得られることを正直期待してます(笑) モレスキンユーザーの集まりがどんな雰囲気になるかも非常に興味があります。

面白い!っと思ったら、シェアしてみませんか!

2010/08/13

物を壊し続ける息子の心理メカニズムと理解のマインドハック


My lovely son, originally uploaded by 447photo.

息子の不可解な行動
もう少しで2つになる息子、最近いたずらが盛んになってきました。そのいたずらとは、興味をもった物を弄んだ結果、壊してしまうことです。ヒステリックなわけではありません、遊びの延長で物を壊してしまうのです。はじめは息子が大好きなピアノがついた絵本をビリビリに破くことから始まりました。そこから徐々にエスカレートしていき、今ではやりたい放題です。メガネを壊され、祖父の形見の扇子を壊され、買ったばかりのiPhone4を食べていたこともありました(笑)。
なぜ自分のお気に入りのおもちゃですらことごとく壊してしまうのか? また、親に叱られると理解しているのになぜガマンできないのか? その心理的なメカニズムが理解できませんでした。理解できないので、どうすればこの悪癖を治せるのかわかりませんし、叱り方もエスカレートしてしまいそうです。このままでは、私にとっても息子にとっても家族にとっても良くありません。

好奇心に勝るものなし
こういうときこそ、マインドハックです。考え方を革新しましょう。
革新のヒントは『「ロボット」心理学』という電子書籍にありました。この書籍を読んで、メカニズムの一端を理解することができたのです。少なくとも今は息子の悪癖に同情し、許すことができるようになりました。
息子の心境を理解するのに一番わかりやすかったのが、以下の引用です。

ヒトには、「自分の能力を試してみたい」という欲求が強いように見える。それが狩猟能力となると、「食べもしない小動物をなぶり殺す」のが現実だ。「狩猟能力」が、ヒトをして「ネオフィリア」にする力強い原動力となる。

息子は単に私と同じ好奇心旺盛な人間であるだけなのです。小さいからまだ欲求を抑える理性が効かないだけなのです。ここまで理解したとき、少年時代の思い出が蘇ってきました。ジャッキー・チェンの映画を見た後、部屋の壁に穴を空けてしまったことがありました。今の息子と同じ理屈です。結果は解っているのに試さずにはいられない本能。私と同じなら仕方がない、息子に怒りを感じることは、天にツバをはくことと同じなのです。これに気が付いたとき、私は肩の荷がスーッと降りた気がしました。
私は息子の悪癖=旺盛な好奇心を矯正するのではなく、活かす方向で教育していくことに決めました。良い方法はまだわかりませんが、まずはiPhoneを手の届かないところに置くことにします(たまにうっかり忘れますが)。


『「ロボット」心理学』とは
簡単にご説明しますと、この書籍はネオフィリア(新しいもの好き)とは何か?について心理学に基づいて書かれた本です。
著者の佐々木正吾さんはまさか子育てに悩む親向けに書いていることはないと思いますが、実は心理学は子育てにかなり有効ではないか、と思っています。子供は思ったことをすぐやるからです。心理が行動にでやすいのです。私には学識はありませんが、子供と行動を共にすることで経験的にそう思いました。

『「ロボット」心理学』(PDF版)をダウンロードしていただいた方は、どなたでも全文お読みいただけます。

そして値段は読み手が決めて良いそうです。
『「ロボット」心理学』は紙の書籍としてはもう絶版になったそうです。私の、そしてみなさんの役に立つ知識が埋もれてしまうのはもったいないことです。しかしこれを電子書籍として再び世に出されて、私のようなブロガーが他の人にオススメする。これは素晴らしいサイクルだと思います。
新しいモノ好きな方は自分発見に、いたずらっ子なお子さんがいる方は教育に、恋人が趣味人間という方は理解に、是非オススメしたい一冊です。

子育ては楽しい
息子は物怖じしない強い子ですが、姉である娘は慎重派です。そんな娘でもお守りがあると強くなれます。想像力が豊かな娘は、将来おこるかもしれない出来事を本当にあったかのように感じることができる特技があります。そんな想像力が豊かな娘に、私はどんなお守りを渡せば良いでしょうか?
よく話をして子供の不安を取り除こう

想像力が豊かなことは決して良いことばかりではありません。その世界から抜け出せなくなってしまうことがあるからです。現実を先送りしてしまったら、地に足を付けてあげることも時には必要です。そのヒントはやっぱり佐々木正悟さんの著書にあったのです。
先送りのメカニズムと処方せんを知る


関連サイト
『「ロボット」心理学』(PDF版)ダウンロードページ



面白い!っと思ったら、シェアしてみませんか!

2010/07/27

英語を話す人がいない環境で英語脳を育てるコツ


英語のテキストを読むには読めるけど時間がかかる、私にはそんな悩みがあります。

まず悩みの根本的なところに触れておきます。おそらく私と同じ状態の方は多いと思うからです。
そもそもなぜ日本人の私が英語のテキストを読む必要があるのか? それは私の欲しい情報の多くは英語圏の情報だからです。その情報を目にした方が、日本語に意訳して発信してくだされば、英語を読めなくてもリーチできます。しかし私はすぐにでも読みたいし、自分が欲しい情報は自分で選びたいのです。そして、何よりもたくさん情報が欲しいのです。だから有志による意訳を待つことが気分的に出来ませんし、少しでも早く読んで理解したいのです。

そんな悩みを持つ私にちょっと試してみたくなるコツをアドバイスしてくださった方がいます。先日参加した東京ライフハック研究会で出会った方ですが、TOEIC満点!、『iPhone英語勉強法』の著者である松本秀幸(@hide358)さんです。



休憩時間に(少々強引に)お時間頂いて、悩みを打ち明けてみました。
※一部わかりやすいように直してます

ヨシナ:英語のテキストを早く読める様になりたいのですが、何かコツはありませんか?

松本さん:英語のテキストを読むとき、日本語に変換してから理解してませんか?

ヨシナ:その通りです。英語は動詞が前に出てくるので、一度文の最後まで読んで、その後もう一度動詞を読んでます。

松本さん:それでは理解がどうしても遅くなりますね。英語を見たら英語のままで理解できることが理想です。英語脳を育てると良いでしょう。

ヨシナ:では、英語を話す人がいない環境で英語脳を育てるにはどうしたら良いですか?

松本さん:英語脳を育てるには、英英辞書を読むといいですよ。
(iPhoneをさっと取り出して)
例えば、このAppleという項目、Appleについて英語で説明が書かれています。英語で物を考えるということは、これを頭の中で自然と行うことなんです。

とても説得力のあるお話でした。後は英英辞書を読むことが私にとってどのくらい受け入れられることなのか?試してみるだけですね。

松本さんの第一印象は、目がとてもキラキラしている、そして人を受け入れてくれるような不思議なオーラを感じました。東京ライフハック研究会の中で、その様な感覚的に魅力的な方を何人かお見かけしました。私は、その魅力の秘密にどうしても触れたくなる、これは本能なのです。
おそらく、といいますかまったくのカンなのですが、もし松本さんが私の英語の先生だったら…きっと私は英語脳を手に入れることができるのではないかと思っています。

関連サイト
『iPhone英語勉強法』&「英語を使って世界を広げよう!!」

関連記事
第一回東京ライフハック研究会 グループワークで発見した自分タグ
第一回東京ライフハック研究会 5分間では語り尽くせなかったライトニングトーク「クラウド時代のTodoリスト Toodledo」

関連サイト
東京ライフハック研究会BLOG

面白い!っと思ったら、シェアしてみませんか!

2010/07/12

先送りのメカニズムと処方せんを知る


Defense Mechanism, originally uploaded by Ray Fenwick.


うちの娘は、いわゆる夢見すぎな乙女なのです。一体何を考えているのか検討もつきませんが、心ここにあらずの状態になってしまうのですね。先週も朝食中にまるで魂がない人形のように動きが止まり何かを考えているようで、ちっとも食が進みません。朝食を食べる時間は決まっているので、数分前になると決まって急いで食べ始めるのですが時間内に食べ終わりません。結局幼稚園のバスには間に合いましたが、髪型のセットをしている時間はありませんでした。こんなことが日常的に起こっているので、親としては心配になってしまうのですね。そしてどんなに叱ってもこの癖は未だに治りません。私も小さい頃は想像の世界に入り込んでしまうタイプでしたので、放っておけば良い問題なのかもしれませんが、それでも奥さんと話したり幼稚園の先生に相談したりしてしまうのが親心というものです。

先送りの一種では?
本人に何を考えているのか話を聞くと楽しいことを考えていると答えます。具体的な内容はしどろもどろなので、よくわかりません。おそらく本人も忘れてしまうような取るに足らないことだと予想してます。朝食を時間通り食べないと幼稚園の準備が遅れるということはわかっているけど、ごはんを食べるのは楽しいことを考えた後にしたいとも言います。私はそれを聞いてこれは一種の先送りではないかと思ったのです。楽しいことを先にやってやらなければならないことは後まわし、後で急いでやれば間に合うはずだと考えているのではないかと思ったのです。もしこれが私の思う通り先送りであれば、ある程度自分でコントロールする術をそれとなく伝えるべきではないかと、父である私は思うのです。

最善の解決方法
先送りをコントロールする術を私はいくつか体得しています。しかしそれは極めてロジカルに考えて自分を納得させる方法がほとんどなので、子供にはちょっと難しいのです。先送りのメカニズムを知り、そして子供でもできる方法をひとつずつ試していくのが最善ではないかと考えました。ここである一冊の本が浮かびました。「いつも先送りするあなたがすぐやる人になる50の方法」という本です。この本は、私が注目しているブログのひとつである「ライフハック心理学」の中の方、心理学ジャーナリストである佐々木正悟さんの著書です。佐々木さんとは一度お会いしたことがあり、またTwitterやブログも拝見してます。いわば私の中ではおなじみの身近な所にいる先生なのですね。風邪をひいて近所の医者に行く感覚で購入しました。この様な本の買い方は始めてです。



子供にも十分応用可能

未来の自分はつねにいまの自分よりも有能で素晴らしい
これは50ある方法の1つ目から引用した一文ですが、なんだか娘の心理のメカニズムにぴたりと当てはまるような気がします。今は楽しいことを考えているから朝食を食べれないけど、(制限時間ギリギリの)未来の私なら急いで食べ終わることができると無意識に考えている娘の姿が頭に浮かびます。全くけしからんですねw。この場合のセルフコントロールの方法が実にシンプルでした。娘のケースでは、制限時間ギリギリから食べ始めても間に合うよう、まず箸を手に持って少し食べておくという方法になりそうです。茶碗を空にすると考えてしまうから娘には重いのです。箸を持つこと、そしてひと口食べること、それだけなら重くなく大した問題ではないはずです。誰にでもわかりやすい言葉で噛み砕いて書かれている本なので、子供にも応用できるくらいとってもシンプルなのですね。

関連サイト
ライフハック心理学

面白い!っと思ったら、シェアしてみませんか!

2010/05/01

『「ロボット」心理学』によって気がついたこと


mind pollution, originally uploaded by boskizzi.

今回は、心理学ジャーナリストの佐々木正悟さんの著作『「ロボット」心理学』の冒頭を読み、気がついたことについて時間節約の視点で持論を述べたいと思います。

私がこのブログで時間節約や効率化というテーマに取り組んでいるのは、最終的にはプロフィールにもある通り自分の身の回りの人たちを幸せにすることです。具体的に一例を挙げますと、例えば労働時間を効率的に過ごすことによって、家族と過ごす時間、余暇や睡眠時間を増やすにはどうすればよいのか?ということについて取り組んでいます。まだまだ私は、頭で考えていることを文章に変える能力が不十分だったり、自分を知って貰い認知して貰うことを優先としてますので、持論をアクセル全開で発信できる状態ではありませんが…
しかし今の段階でもはっきり言えることがあります。時間節約や効率化に一番効果があるのは、物の考え方です。道具の使い方ではありません。主観やこだわりの対象を目標とピタリ一致させて物事を行うと時間効率が非常に良くなります。余計なことを考えなくなるからです。これは、単純作業を体で覚えて行うときと似ていますね。私がよく紹介するGTDも概ね同じ考え方で、会得することによりもっと複雑な作業も単純作業と同じような感覚で効率的に行えるようになるのです。

さて、どんな世界にも先駆者はいるものです。先日お会いした心理学ジャーナリストの佐々木正悟さんもその一人です。佐々木さんは著作やセミナーなどマルチでご活躍されている方ですが、「ライフハック心理学」というブログも書いておられます。私はタイトルのライフハック+心理学をいう組み合わせを目にした瞬間に先駆者の方だとわかりました。とてもわかりやすいしユニークなタイトルですよね。
私のブログの読者さんは知っている方が多いかと思いますが、プロフィールはこちらです。

プロフィールを見ていくと佐々木さんの著作の一部を読むことができます。
『「ロボット」心理学』という本です。(著作第一号でしょうか?)
はじめにの部分で、飽きっぽい性格の佐々木少年が父の一言で目が覚めるシーンがあります。親子のよくあるやり取りですが、とても重要な気づきの部分です。よく子供は暇だから遊んでと親にせがみます。親に甘えたいだけの場合もありますが、大抵は暇は退屈でつまらないからという理由です。しかし一般的には忙しいよりも暇であるほうが幸せなはずですよね。一方、充実した生活を送っている方の中には、忙しくても幸せを感じるという事実もあります。主観によって物事の捉え方が違うのです。それに気がついた佐々木少年は色々な逆説を探るようになったそうです。これが冒頭の部分で、以降ネオフィリア(新しいもの好き)の心理について掘り下げて分析されています。

時間節約というのも一言でいうと定義がかなりあいまいです。例えば、労働時間を効率化し家族と過ごす時間、余暇や睡眠時間を増やすことが本当に幸せにつながるのでしょうか?もちろん私はそう信じていますが、逆説を探る余地はあると思いました。目的は相手の立場を考えることです。
日本の職場は、まだまだ労働時間が長い傾向にあります。サラリーマンである私と、経営者の考えることはおそらく一致しておりません。しかし雇用契約を結んだビジネスパートナーであることには間違いないのです。経営者も社員も共に会社を存続させるためには、必要な人材です。もっとお互いを理解して主観を一致させることが、労働時間を効率化させる近道ではないかと思いました。

面白い!っと思ったら、シェアしてみませんか!