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2012/04/25

たいていの予定・計画は崩れるからムダである?


planning

タスク管理、時間管理、etc…

・やったほうがいいと思うけど、なかなか踏ん切りがつかないなぁ
・管理に時間を割くなら、はじめてしまったほうが早いんじゃないか?
・予定外のことが多すぎて、計画がたてられない

タスク管理の勉強会を開催していると、こういう疑問を毎回耳にします。ごもっともな意見だと思います。

自分がやろうとしていたこと(計画)が、「なんらかの問題」でできなくなることはかなりのストレスです。しかも、「なんらかの問題」は自分のミスが原因ならともかく、外部的な要因によることがほとんど。ですから、さらにストレスを感じてしまいます。

集中して作業しているところに、上司から雑用を頼まれた、急ぎで。

こういう日常にいると、計画をたてた時間や自分のモチベーションは一体なんだったのか?どうにもやるせない気持ちになります。

計画よりも現実が優先

週末に旅行を計画した、でもカゼをひいて出かけられそうにない。

誰もが計画を変更して、少しでも早くキャンセルするに違いありません。

計画が現実にそぐわないなら、早く気持ちを切り替えてしまったほうが良い結果つながります。早くキャンセルを決断したほうが、キャンセル料金が安くすみますよね。

ですから、必要以上にストレスを感じる必要はないと思います。

はじめの手がダメになったら、くよくよせずに次の手、次の計画。

それでも計画を優先したい

計画はある一時期に対して正しいもので未来永劫正しいものではない。それでも、自分の志を貫きたい。

不器用・頑固と言われればそうかもしれませんが、悪いことばかりではありません。考え方が一貫している方は周りから支持されやすいはずです。

ひとつだけ注意したいのは、計画に縛られすぎないこと。一度縛られてしまうと、なかなか抜け出せなくなるからです。

これを心理学の用語では「固着」というのですが、「固着」がおきてしまうと視野が極端に狭くなり周りが見えなくなります。こうなると、支持される頑固から嫌われる頑固にひっくり返ります。

「固着」をなくすには、他人の力を借りる。借りる=他人の意見に従う必要は必ずしもなく、まずはただ聞いてみる。

凝り固まった考え方を少しやわらかくするのに、他人の力を借りるだけです。

「固着」しない方は、計画を中止せずに少し柔軟に考え直してみるのが得意です。現実と折り合いとつけて、ほんの少し調節するだけです。

集中して作業しているところに、上司から雑用を頼まれた、急ぎで。

本当に急いでいるなら上司が自分でやるはずです。作業がひと区切りついて、計画に見直しをかけてから取りかかりましょう。柔軟に考えると「急ぎで」やることにも色々選択肢があることに気が付くはずです。

まとめ

たいていの予定・計画は崩れるからムダである?

Yesとも言えますし、Noとも言えます。

その分かれ目は計画を見直すかどうかです。見直すものであるから、できれば少しでもムダにしないように頭を働かせたい。

私は行き当たりばったりで運に任せる方法は嫌いです。現実にあわせて計画を少しずつ調整するほうが性にあっています。

みなさんはどう思いますか?

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2012/02/23

忙しい忙しい忙しい!とにかく時間がないと感じたときの「テンパり診断」

A Creative Mess

忙しくてとにかく時間がない!


無性にイライラします。焦りもあります。
どうして自分はこんなに忙しいのだろう?と考えると、なんだか自分がとても不幸に感じてしまう。

でももしかしたら、それは忙しいと思い込んでいるだけ、なのかもしれません。

自分テンパってないよ診断

忙しいと思い込んでいるだけ、要するにテンパっている状態かどうか診断する方法があります。

次に取りかかる用事を思い浮かべてください。

もしいくつもいくつも頭に浮かんでくる状態なら、テンパっている可能性が高いです。(そう認めたくない気持ちはあるかと思いますが)もしも頭の中が整理されている状態なら、次に取り掛かる用事はひとつ。 頭の中がゴチャゴチャなテンパりは、忙しいと錯覚しやすい状態です。

色んなことが気になって仕方がない、だから一度に色々やってしまう。後で振り返ってみると、案外ひとつずつ取り掛かったほうが早かったな~なんて経験はありませんか?

用事と時間の関係を整理する

発着板
これは飛行機発着の案内板です。分単位にスケジュールされています。

発着がかちあってしまうと事故が起きる、だからひとつ滑走路を使用する航空機はかならず1機。そんな条件の中、利用する人のニーズにできるだけ答えるため、切り詰めた結果がこの分単位のスケジュールなんです。

もしこの案内板が整理されておらず、ゴチャゴチャな状態ならどうなるでしょうか?

忙しくてとにかく時間がない!と思ったら、用事を分単位に並べて整理する。飛行機の発着のように頭の中に秩序を与えてみてはいかがでしょうか。

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2012/02/13

仕事量が部下と同じかそれ以上なのに管理もしなきゃならない!プレイングマネージャーのための時間管理教本「部下を持つ人の時間術」

Team Spirit, December 2006
「部下を持つ人の時間術」とても面白く読めました。

この2つのポイントが、私の今の問題をジャストミートしたからです。
・部下を管理しながら自分も仕事を抱えているプレイングマネージャーに焦点を当てている
・理想論を踏まえた上で今すぐにでも手が届く使える現実解を紹介している

著書はあの水口和彦さん、TVやラジオなどにも出演しておりますが、個人的には私の心の拠り所、2大ブログのうちの1つの中の方です。こういう紹介の仕方はピンと来ないかもしれませんが、とにかくオススメ!ということです(笑)
時間管理術研究所 □□ 仕事と生き方、幸せの研究所 □□

98.6%が一人二役化の時代

ある上場企業の課長職に向けたアンケートでは、こういう回答が得られています。
マネージャー業務だけを行なっている 1.4%
マネージャー業務よりもプレーヤー業務のほうが多い 40%
マネージャー業務の比率がそれなりに高い課長職でさえ、98.6%がプレイングマネージャーと化しているというのです。
(本文より抜粋)

これは私にものすごく当てはまります。仕事量は部下と同じかそれ以上ありながら、管理業務まで行わなければなりません。開発を行う技術者でありながら、部下の管理プラス営業を行い常に仕事を切らさないようにしなければなりません(一人三役状態)。だからひと昔前は月の残業時間が300h(約2.5ヶ月分)にもなるくらいの仕事をしていたのでしょう。

この本を読む前までは人より仕事量が多いとは思っていましたが、一人三役状態だから2.5人分の時間がかかるという単純明確な答えを出せないでいました。どこかで自分の非効率さの問題と捉えているところがありました。

つまりリーダーすると必ずといっていいほどつきまとう罪悪感は、その人の非効率さの問題ではなく、単純に仕事量の問題です。だから効率的にやるという対策よりも仕事を減らす(もしくはタイミングを良くする)対策のほうが効果が見込めるということです。

タイミングを良くする技術、逆ホウレンソウ

この本には今すぐにも使えそうな対策がたくさん載っていますが、その中で私が一番オススメしたいのは「逆ホウレンソウ」です。実際に今でもやっています。すこし長くなりますが、引用します。

たとえば、部下からのホウレンソウが少なすぎると感じるのなら、もっとホウレンソウするように指導することも必要です。しかし、おそらく、どんなにがんばっても、部下が「上司の理想」通りに振舞ってくれることまでは期待できません。それよりも、上司が部下に働きかける機会を増やしたほうが、ずっと効果的です。「部下のホウレンソウが足りない」と文句をいうよりも、自分から働きかけるアクティブなコミュニケーションを増やしていくことが必要なのです。

上司が部下にコミュニケーションを取っていくのが「逆ホウレンソウ」です。ただし、ただ話しかけにいくのとはわけが違います。

大抵の部下は仕事でチョットつまづいただけでは、上司に相談に行きません。相談しないことで、上司の仕事をできるだけ止めないように気を使っているのです(もしくは上司が聞きにくるなオーラをまとっていて聞きづらい)。だから相談に行くのはもう手に負えないなという状況になってからです。

上司としてはそれでは困ります。だから逆に上司のほうから部下がつまづくだろうタイミングに状況を聞きに行く、すると部下の仕事が止まらないでスルスル〜と片付いてしまう、これが「逆ホウレンソウ」の効果です。タイミング良くミートを決めることでチーム全体としての効率がググっと上がるのです。

これは私が実践している方法ですが、部下に仕事を頼むとき、何時頃に状況を聞きに行けばよいかスケジュールを組んでしまいます。こうしておけば、忙しいところに部下に来られて困るということもありませんし、部下としても上司が忙しいところに質問しにくいというストレスから解放されるのです。

今では「逆ホウレンソウ」は部下に気持ちよく仕事をして貰うのに必須の方法ではないかとさえ思っています。

上司はもっと知恵を使って部下をコントロールし、自分の仕事をひとつでも多くやって貰うべきです。部下に(自分が考えられる)最高の環境を与え少しでも喜んで貰う、あげてあげて仕事を頼むのです。彼らは上司の期待を快く感じて、どんどん課題を乗り越えてくれるでしょう。

職場は私たちリーダーの工夫でもっともっと気持ちよくなるはず!

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2012/02/09

あれ?いつの間にかこんな時間だ、時間の使い方おかしかったな?時間感覚をただす時間管理法を考える

watch obsession
今日はこれとこれとこれをやろう!朝はそう誓ったはずなのに…。

時間は何もしなくても過ぎていくもの、気がつくと寝る時間になっていた、だから寝る。こういうのんびりとした日常に幸せを感じる、それも悪くありません。

そうですね、本当にこんな毎日を過ごしていて将来大丈夫なのか?それは誰も保証できないことですよね。

今回は時間の感覚の違いとその対策についてお話したいと思います。

朝時間と夜時間

・朝はわりとギリギリまで寝ている、遅刻を気にしながら急いで支度する。
・夕食後にテレビや趣味の時間をとっている、ちょっと遅くなっても切りのいいところまでやってから眠りにつく

朝バタバタするのが苦痛という方は、夜の時間に区切りをつけることでうまくいくようになります。朝は分単位で動けるのに夜はだいたい、この感覚の違いを平均的にするともう少し違った視点で時間が見えるようになります。

ギリギリまで起きていることがなくなるので、寝る前に明日の準備をしてから寝よう、なんて計画的な視点になれるわけです。ちょっとした違いなのに時間に負われるストレスはグッと減るはずです。

始まりの時間、終わりの時間

・始業時間はきちっと守る、でも帰るのは仕事がひと段落ついてから。
・会議の開始時間はきちっと決まっている、でも終わる時間はあってないようなもの。

ちょっと面白いですよね。残業や会議の終わりはルーズなのに納期だけはきちっとしている。これは日本人のお国柄と言えるかもしれません。こちらの記事がこの面白い感覚の違いについて分析されてます。まとめ部分を引用します。

たとえば、学校教育の場では「5分前行動」という言葉に象徴されるようにアポイントメントについての厳格さは、くり返し教え込まれます。一方、タスク(たとえば宿題やレポート)を、どう計画して進めていくかといったところは、
学校教育で教わることは皆無に近いです。
引用元:遅刻に厳しい日本人。でも・・・

どう進めていくか?について考えるちょっといい方法があります。
会議なら議題が時間配分通り進んでいるか?をチェックしてみてください。こんな風に。
会議の時間メモ

そうです!今までわからなかった問題点が浮かび上がってきますよね。
問題点がわかれば対策は単純なものでOK!
・話がついつい脱線してしまった、気をつけよう。
・そもそも時間が足りなかった、資料を事前に配布しよう。
・もっと判断材料を明確にすれば、早い決断を貰えた。

一日の固定費

寝る時間、食事の時間、お風呂や身支度の時間。これは毎日必ずかかる時間(一日の固定費)です。
参考記事:1週間先までの時間見通しをつける

家計簿はまず固定費を明確にすることからはじめます。貯蓄額やレジャー費を捻出するためには、手始めに必ず出ていくお金が計算しやすいからです。これが実際つけてみるとその多さに愕然とします。ぜんぜん貯金できない…なんて。

時間も同じです。例えば毎日映画やドラマを一本観るくらいの自由時間が欲しいなぁと思ったときに、毎日必ずかかる時間を引けば簡単に求めることができます。それにはお金と同じで、まずどれにどのくらいの時間がかかっているのか?それをはっきりしなくては始まりません。

はい、そうです。時間はお金と違ってレシートや通帳に当たるものがありません。だから自分でメモを取るのが一番です。3日くらいの平均でおおよその全体像はつかめるかと思いますよ。

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