タスク管理、時間管理、etc…
・やったほうがいいと思うけど、なかなか踏ん切りがつかないなぁ
・管理に時間を割くなら、はじめてしまったほうが早いんじゃないか?
・予定外のことが多すぎて、計画がたてられない
タスク管理の勉強会を開催していると、こういう疑問を毎回耳にします。ごもっともな意見だと思います。
自分がやろうとしていたこと(計画)が、「なんらかの問題」でできなくなることはかなりのストレスです。しかも、「なんらかの問題」は自分のミスが原因ならともかく、外部的な要因によることがほとんど。ですから、さらにストレスを感じてしまいます。
集中して作業しているところに、上司から雑用を頼まれた、急ぎで。
こういう日常にいると、計画をたてた時間や自分のモチベーションは一体なんだったのか?どうにもやるせない気持ちになります。
計画よりも現実が優先
週末に旅行を計画した、でもカゼをひいて出かけられそうにない。誰もが計画を変更して、少しでも早くキャンセルするに違いありません。
計画が現実にそぐわないなら、早く気持ちを切り替えてしまったほうが良い結果つながります。早くキャンセルを決断したほうが、キャンセル料金が安くすみますよね。
ですから、必要以上にストレスを感じる必要はないと思います。
はじめの手がダメになったら、くよくよせずに次の手、次の計画。
それでも計画を優先したい
計画はある一時期に対して正しいもので未来永劫正しいものではない。それでも、自分の志を貫きたい。不器用・頑固と言われればそうかもしれませんが、悪いことばかりではありません。考え方が一貫している方は周りから支持されやすいはずです。
ひとつだけ注意したいのは、計画に縛られすぎないこと。一度縛られてしまうと、なかなか抜け出せなくなるからです。
これを心理学の用語では「固着」というのですが、「固着」がおきてしまうと視野が極端に狭くなり周りが見えなくなります。こうなると、支持される頑固から嫌われる頑固にひっくり返ります。
「固着」をなくすには、他人の力を借りる。借りる=他人の意見に従う必要は必ずしもなく、まずはただ聞いてみる。
凝り固まった考え方を少しやわらかくするのに、他人の力を借りるだけです。
「固着」しない方は、計画を中止せずに少し柔軟に考え直してみるのが得意です。現実と折り合いとつけて、ほんの少し調節するだけです。
集中して作業しているところに、上司から雑用を頼まれた、急ぎで。
本当に急いでいるなら上司が自分でやるはずです。作業がひと区切りついて、計画に見直しをかけてから取りかかりましょう。柔軟に考えると「急ぎで」やることにも色々選択肢があることに気が付くはずです。
まとめ
たいていの予定・計画は崩れるからムダである?Yesとも言えますし、Noとも言えます。
その分かれ目は計画を見直すかどうかです。見直すものであるから、できれば少しでもムダにしないように頭を働かせたい。
私は行き当たりばったりで運に任せる方法は嫌いです。現実にあわせて計画を少しずつ調整するほうが性にあっています。
みなさんはどう思いますか?