ずっと前から気になっていた「FireTask」なるタスク管理アプリをお試ししています。
使い始めて二週間くらい、このアプリのいいところがたくさん見つかりましたので、ぼちぼち紹介していきたいと思います。
今回は主な画面について。
受信箱
「In-Tray」は「まだやることすら決めていない」ものをいれておくところ。
例えば何か仕事をしている最中に気がついたけど、今は手が放せないのでメモしておく。
そんな使い方をする、あとで見返すのが前提のリストです。
GTDを知っている方は、受信箱=「In-Tray」と説明したほうがわかりやすいですね。
FireTaskの仕掛けとしては、ここに入ったタスクはStatusが「In-Tray」になって、他の画面には一切表示されません。他のやることとは明確に分かれたリストになっているんです。
今日やること
「Today」画面は、タスクの期限が過ぎたもの、それと今日のものが表示されます。
厳密に言うと、今日期限のタスクの後ろに明日期限のタスクが続き、各プロジェクトの一番上のタスク(NextAction)が表示されます。
つまり、「Today」画面を開けば今日やることが見渡せることになります。
ちなみに「Today」画面表示中にタスクを入力すると自動的に今日が期限のタスクが作られます。忘れていたり漏れていたりする時の差し込みが地味に便利。
プロジェクト
プロジェクトというのは、いくつかのタスクを束ねるものです。
例えばある本を読むプロジェクトはこんなタスクが束ねられています。
・今日は何ページまで読む
・明日は何ページまで読む
・X日に読み終わる
・読書メモを残す
一気に読みきって読書メモまで残せれば、ひとつのタスクでまとめられるかもしれません。ですが、一日にそこまで時間をとることはできないので、いくつかのタスクに分けて、通勤時間や空き時間を見つけてはコツコツと進行させる必要があるんです。
プロジェクトは発生してから完了するまでだいたい数時間〜数日間。長いものでは一年かかるものもあるかもしれません。タスクよりかは少し長いライフサイクルになるわけです。
FireTaskのプロジェクトは、他のタスク管理アプリのフォルダとは違い、特にライフサイクルを意識したものになっています。
この考え方はOmniFocusというアプリとよく似ています。ですが、FireTaskのほうがもっと気軽にプロジェクトを作れます。
それはアイコンによる分類ができることやOmniよりも追加や完了の操作が一手間少ないからです。
気軽にプロジェクトが作れると、「終わらせよう」という意識がいつもより大きく働きます。
受信箱に入れておいたタスクをプロジェクトに変換して作成。プロジェクトを開いて手順となるタスクをいくつか入力。それらを手を付ける順番に並べ替えて、期限を割り振る。
私がFireTaskをオススメしたいのは、プロジェクトのライフサイクルを意識しやすく「終わらせよう」というモチベーションが湧いてくるから。
この二週間の間に47個のプロジェクトが始まり、4つも終わらせることができました。残り43個もプロジェクトがありますが、多重進行のストレスや焦りを感じることもなく、「終わらせる」ことに集中できています。これは素晴らしいことだと思います!
カテゴリー
カテゴリーは、タスクを行う場所や行動ごとにまとめられるもの。
・職場
・疑問・考える
・アイデアリスト
・読書とレビュー
こんな風にタスクをカテゴライズすることで、異なるプロジェクト間を縦割りでリストにすることができます。
例えば、通勤中は「疑問・考える」「読書とレビュー」のカテゴリーのタスクができそうなので開く。期限間近なタスクが上から並ぶので上から終わらせる。職場についたら、「職場」のカテゴリーを開き、また終わらせる。
つまり、タスク実行時に見るためのリストになります。こちらもアイコンによって視覚的にわかりやすく分類できます。
まとめ
FireTaskいかがだったでしょうか?今回は画面周りをご紹介しましたが、他にもまだ紹介していない面白い仕掛けがたくさんあります。
iPad版とMac版もあります。クラウドを介して同期ができるだけではなく、デバイスに応じた味付けがしてあってさらに世界が広がります。
私は全て揃えてしまいましたので、今かなり快適な環境で自己管理ができているはずです。
これから数回に分けてご紹介できればと思っています!
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カテゴリ: 仕事効率化, ビジネス
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