2010/11/11

期限までに終わらない仕事はやっぱり終わらない、だから次の一手を

Time Limit

やっぱりどうやっても終わらないのです。睡眠なんてもってのほか、食事をとる時間すら非効率だとさえ思えてきます。夜通し働いた翌朝、いつもの時間に出勤する同僚のおはようの挨拶さえ、集中力を妨げる要因ではないかと思えてしまうほど精神的に追い詰められた状態になるのです。

これはウソなようで本当の話、若かりし頃の私の姿です。これは極端な例ではありません。最近風潮は変わってきましたが、その当時の私の職場ではごく当たり前の日常的なことでした。
なぜ、こんなに頑張っていたのでしょうか?それには理由があります。お客さんとの信頼関係はとても大事なものなので、期日は必ず守ることと教えられているからです。これはどこの企業でも同じスタンスでしょう。

でも現実的に期日までに終わらないのです。それでも頑張るのは、「これだけ努力しても終わらなかったのだから仕方がない」、と思って頂くためではないかと思います、今思い出すと。「努力が認められさえすれば期日までに終わらなくても信頼関係は継続できるだろう」、という憶測、それは当時圧倒的に経験不足であった私が考えついた唯一の選択肢だったのです。

今の私ならすぐにお客さんか上司に相談するでしょう。期限に間に合わない理由は必ず存在するからです。そしてその理由は全て私一人の責任であることは殆どないのです。例えば、納期間際に仕様の変更をお願いされ、それが要因となって期限に間に合わなくなったというケースもありました。当時の私はこういうケースでも愚直に作業していたのですが…。
外部からの要因と作業の遅れの関連性を筋だてて説明できさえすれば、信頼関係が大きく崩れることはあまりないと思います。ただし要因が発生したタイミングで相談することが大前提です。ある要因が発生したからこれだけ遅れる、この時間の見積もりが過去の私は読めなかったのです。感覚的に遅れそうだとわかるのと、具体的な日数が見積もれるのとは雲泥の差があります。私の経験上、「感覚的に遅れそうだ」、では相手に伝わらないです。
遅れることが前もってわかったら、すぐにでも期限を調整させて頂いて、例えば段階的に期限を切るなどの打開策を出すべきでしょう。これが出来さえすれば、職場の秩序と私の精神は安全なレベルに保たれるのです。

終わらない仕事は終わらない、ならば作業をすぐにでも中断して、周囲の理解と打開策を考えたほうが良い結果につながると思います。周囲と断絶しパワープレイで乗り切ろうとするよりも、周りとコミュニケーションを取り、チームワークで危機を乗り越えるべきなのです。あなた一人で抱えてしまう必要はありません。頭を切り替えて、ストレスをためずに楽しく仕事をしたいですよね。

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