2011/02/21

モレスキンとの相性も◎ 高級ボールペン「CROSS トレーロ」の衝撃

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少し前から気になっていたボールペン「CROSS トレーロ」を購入しました。
手元に届いた喜びもつかの間、ほとんどひと目惚れに近い感覚で購入してしまいましたので、この先ずっと使えるのか?ムダな買い物ではなかったのか?ちょっと心配なところがありました。
数日間使ってみて「いい意味で」期待を裏切ってくれましたので、こうしてレビューを書くに至ったわけです。

ジェットストリームとの比較


「CROSS トレーロ」を購入する前は、UNIのジェットストリームを使っていました。なので、自然と比較してしまいます。ジェットストリームと言えば、油性ボールペンなのに水性ボールペンのように軽い書き心地で、かつインクのかすれもない日本を代表するような素晴らしいボールペンですよね。正直書き心地の点では、これより良いボールペンはないのではないかと思うくらい気に入っていましたし、今でもコストパフォーマンスでは最高のボールペンだと思っています。見た目を除いては…。

JET STREAM
ジェットストリームはペン先に重心があり、指先がとても安定して書けます。筆記する際はペン先に力を入れますので、重心が低いと書きやすく感じますよね。対してトレーロは重心がかなり上で、ペンの中程にあります。そしてペン自体も重いです。始めて使った感想は、正直なところ書きづらくてしょうがなかったです。(後でこれはくつがえりますが)さらに私は筆圧が高いので、もち手が太くラバーでやわらかいジェットストリームのほうが断然有利です。(これもくつがえります)

モレスキンに1ページ書いてみて、本当に血の気が引くのを感じました(笑)

使い心地のヒミツは重心の高さにあった


数日間使ってみて、ある変化がありました。とにかく何ページ書いても疲れないのです。筆記の仕方に何か変化があるのではないかと、ジェットストリームと持ち替えてみて気が付きました。トレーロは、全くと言っていいほど力を入れなくても書けるのです。

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トレーロは重心がペンの中ほどのエンブレムのあたりにあります。このエンブレムを親指の付け根で持つとペンがとても安定するのです。指先は添えるだけでも安定します。持ち方を見るとわかるようにペンを寝かせて持つと書きやすいです。
さらにペンの重みがありますので、指先を滑らすだけで書くことができるのです。力はどこにも入れる必要はありません。ペンを紙の上で滑らすだけでスラスラ〜と書けてしまうのです。

あの書き味がとても軽いジェットストリームでさえ、紙をペン先で引っ掻いて書くような感覚がしてしまうほど違いがわかりました。

書くのが楽しくなった


使い心地のヒミツを知ってしまった今は、何かを書きたくてしょうがありません。ちなみに「CROSS トレーロ」はモレスキンの紙との相性もばっちりです。インクはかすれませんし、力が抜けて筆圧が低くなったため、デコボコすることもなくなりました。

トレーロは高級ボールペンです。ジェットストリームが10本くらい買えます。そしてインクの替芯も値が張ります。書くほうのモレスキンも大学ノートなどと比べるとやはり高価なものです。誰にでも手放しでオススメできるという品物ではないかもしれません。ですが、書くことが楽しくなる体験にはお金を支払う価値があると私は思っています。


価値があるならなんでも買ったほうがいいのか?と言われそうですが、そうではありません。家計簿を見ながら、そして請求書が届いたときの奥さんの表情を想像しながら、感謝の気持ちを忘れずに購入ボタンを押してます。指先の平和よりも家庭の平和を心がけたいですよね(笑)

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