2011/09/14

【連載 第一回】目的別 GTD週次レビューで抑えておきたいこと 「残業を0にする」

number zero

今回から数回に分けて週次レビューに焦点をあててお送りします。
私はほとんど本を読まないので、あまり学術的な説明は得意ではないです。なので、体当たりで挑んで失敗を繰り返し、自らの体験からお伝えできるところを書いていきたいと思います。

レビューをきちんとやったら、こういう効果が現れました。

・残業を0にして、自分の時間を確保できた
・自分のやりたいことを見つけられ、それに打ち込めるようになった
・判断にスピードを与え、新しいアイデアから仕事をものにできた
・理想の奥さんと理想的な家庭を築いている

レビューというのは、過去を振り返り未来を創りだす作業です。私は単純なポカをやってしまうような人間ですが、失敗から学び、次にどうすれば良いのかを考える機会がその分あったので、レビューの重要さを知ったのです。

学生の頃、どうすれば目当ての女の子と知り合えるのか?という疑問から独自のタスク管理法を編み出し、レビューを繰り返しデートを重ね、それなりに楽しい毎日を送れた、というのが私の元々の原点です。その15年くらい後にストレスフリーの仕事術(=GTD)と出会い、感銘を受け今に至ります。なので、レビューのやり方は、独自の方法にGTD式をつけ加えたものになります。ツールは選びません。必要なのはレビューする時間だけです。

若干ぶっちゃけてしまった部分もありますが、本題の「残業を0にする」に入りましょう。

残業は不必要なコストだ

賛否両論あると思いますが、残業を本当に0にしたいのなら、この問いにはYESと答えられなければなりません。これから行うレビューを信頼できるかどうかに大きく影響するからです。

時間的、金銭的に見ても、残業は雇う側、雇われる側、管理する側、される側、どなたにもメリットがないはずです。サービス残業で暴利を得ている方がいるという話を耳にしますが、サービス残業の実態は責任範囲の拡大解釈、職場内の同調圧力が原因であるケースがほとんどだと思います。

サービス残業という悪手を選択する前に、もう少しできることがあるか考えてみましょう。

なぜ残業をしているのか?

仕方無く…という答えが聞こえてきそうです。私も以前はそうでした。残業の理由を聞いているだけなのに、無理と決めつけてしまいたい気持ちになりそうです。耳がパタンと閉じてしまうか、傷口に塩を塗りこむような思考が必要かもしれません。

職場の立場によっては、職を変えない限り本当に無理なケースもあるかと思います。しかしあなたがそれを決められる立場になれば、解決できるかもしれませんよね。

残業を0にすることは並大抵のことではありません(少なくとも私の職場では)。今すぐにではなくて、ある程度時間がかかることだということを念頭に考えてみてください。

私はその立場になるまでに5年くらいはかかりました。立場を得てから、残業を無くすまでさらに5年くらいかかりました。10年かけてやったことは、レビューの中でこの3つの問いに答えられるようにすることでした。

・ある仕事にかかる時間を正しく言い当てることができるだろうか

・ある仕事に割り当てられる資源(時間・コスト)を計算できるだろうか

・期限が妥当でない仕事にNoと言えるだろうか


どれかひとつ欠けてもうまくいきませんでした。ハードルが高いと思われるかもしれません。そう思った方はそれだけ残業を0にするのが難しい環境に置かれていると言えると思います。

余談ですが、私も難しい環境に置かれていました。月に200を越える残業をしていた時期があります。これは会社から命令されたわけではありません。不思議なことに私はそれを望んでやっていたのです、グチをこぼしながら、自分の置かれた環境を呪いながら。言葉は悪いかもしれませんが、いわゆる社畜といわれている働き方です。だから今思えば自分を難しい環境に置いていただけだったのかもしれませんね。

次回は3つの問いに答える方法

【連載 第一回】目的別 GTD週次レビューで抑えておきたいこと 「残業を0にする」 いかがだったでしょうか。
次回は1つの問いに答える方法について、お送りします。

あなたならではのレビュー方法見つけませんか?

レビューの方法は、本に書いてある一律な方法よりも、その人がどのような目的を持っているかによって観点を変えたほうが効果がでると思います。私は私なりの方法をまとめていますが、あなたは私とは違う別の問題を抱えていて、私なりの方法では解決できないかもしれません。
私はこれを解決できるかもしれない場を設けました。
無料ではありませんが、ボランティアでやっていますので、格安です。もしよろしかったら、一緒に学びませんか?
9/23開催です。詳細は、こちらのページから。

9月23日 東ラ研 タスク管理分科会Vol.5(東京都) 9/23(金)開催

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