2010/06/18

現代人の処方䇳GTDの3つの効能


ブログやTwitterを始めてからたくさんの方と交流させて頂いてます。交流を通じて改めて感じることは、みなさん仕事や家事、そしてプライベート、やらなくてはならないこと/やりたいことがたくさんあるのだなということです。そして同時に、私がブログで取り組んでいる時間節約や効率化のTipsは、多くの方に需要があるということを再認識している次第です。

個人所有が当たり前になりつつある安価で高性能なパソコン、iPhoneなどの賢い携帯電話、家庭では全自動洗濯機や食器洗い機、掃除機のロボットも普及してきましたね。後ろを振り返る暇がないくらい新しい道具がどんどん世にでてきます。しかし、人の生活を便利にする道具が発達する度に生活が楽になるかというと決してそうではありませんね。新しい道具を使って浮いた時間は、別の何かをする時間に割り当てたくなるのが人の心理ではないかと思います。やらなくてはならないこと/やりたいことは、今後も道具の進化と共にさらに加速すると私は予測してます。もちろんこれは道具の進化が全ての要因ではありませんが、人の方が変わらない限り、この加速は止まらないでしょう

GTDは、この加速に対応しうる優秀な処方䇳です。仕事や家事、プライベートなど、ごく簡単なルールを設けることで生活を改善できる仕事術のひとつです。一番の特徴は、行動する前に準備をしっかりとやることです。
今回はGTDの準備にあたる各プロセスについて、たくさんある中から3つピックアップして紹介します。尚、GTDとは何かについてすぐに知りたい方は、Wikipediaが日本語ソースとしてはわかりやすくまとめられていますね。

漏れや取りこぼし、二度手間を減らす
GTDの収集のプロセスでは、やるべきことや気になることを全て頭の外に出す、つまり紙やパソコンなどのデータに一旦預けます。預けることによって、行動の洗い出しがより深いレベルまで到達できるでしょう。つまり、漏れや取りこぼし、二度手間を減らす効果があります。

忘れても良いことが明確になる
処理のプロセスでは、収集のプロセスで預けたやるべきことや気になることを精査していきます。すぐできることはすぐやる、すぐできないことは分類する、この過程の中で気にはなっているけど実はすぐには必要がないというものがはっきりします。例えば、ある決めごとが決まらないと次の仕事に取り掛かれないという状況の場合、決めごとを連絡待ちに分類することで、一時的に忘れても良い状態になります。今お抱えの事案の中でそれに該当することはありませんか?把握することと記憶することを分離できるのです。忘れることであなた本来のポテンシャルを発揮することができるでしょう。

今やるべきことを決断できる
レビューのプロセスでは、処理、整理のプロセスを経て出来上がった行動のリストを見直します。こうしてひとつひとつの行動を見直すと、なぜそのタイミングで行動を起こすのかはっきりしてきます。例えば、顧客や上司からの突発的なメールにすぐ飛びついてはいないでしょうか。本来であれば、急ぎの要件であれば対応し、そうでなければ今やっている仕事を続行すべきです。行動の理由が明確になっていれば、頼まれごとを行動順の待ち行列の中に入れる決断ができるのです。これが無意識でできるようになると頼まれごとを受けたときのストレスは格段に減るでしょう。

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