2010/06/24

グチをこぼして落ち着いてから考える次に取るべき行動


仕事や家庭、私たちの悩みはつきることがありません。そんなときグチをこぼしてしまう気持ち、よーくわかります。声に出して吐き出すと気持ちがとても落ち着きますよね。なにやら聞く人の身にもなって欲しいという声が聞こえてきそうですが…。

グチをこぼすときというのは、たいてい自分の思い通りにことが進まない場合です。自分に原因がないこと、つまり自分以外の何かが原因で不利益を受けたというケースをよく耳にします。
グチをこぼして気持ちに余裕ができたら、悩みを解決するチャンスです。まず悩みと向き合う準備として、不利益を受けた原因にどんな形でもよいので自分を関わらせてください。これはポジティブシンキングに極めて重要なことです。他任せにしていた結果を自分で選択した結果として引きずり戻すための儀式だからです。あくまで選択権は自分にあって、その判断は正しかったというイメージを持つようにするのです。

例えば、小さい子供が夜泣きして寝不足になったという場合、寝不足の原因は子供の夜泣きにあると思ってしまいがちです。さらに状況が悪化すると子供が原因と思うかもしれません。でも良く考えてみてください。あなたは子供の面倒を妻もしくは夫に任せて別の部屋で寝るという選択肢もあったはずです。なぜそうしなかったのか?それは決して成り行きではなく、自分が寝かしつける役目を果たすという決断を無意識のうちにしたからです。自分が眠ることよりも夜泣きして眠れない子供、連日の夜泣きで寝不足な妻、明日大事な会議がある夫にゆっくり眠ってもらうほうが重要だと判断したからです。あなたの判断によって、子供や妻、夫が眠れないという最悪の事態を回避できたのです。あなたの判断ととった行動は正しくて、他の選択肢より優れた解決法なのです。イメージの中で悪者を作らないことも大事です。

この様に物事の選択権を自分の元に引き戻すと外部への悪い感情は確実に減るでしょう。そればかりか自分の判断に自信が持てるようになるはずです。自分に降りかかった火の粉を受け流す術を身につけることができるのです。
ここまで気持ちの整理がついたら、次にとるべき行動も自分で選択できるはずです。例えば、いつもより早く眠るために次の日の仕事量を減らす方法を考える、次の日は子供と一緒に昼寝するために家事の時間をずらす、なんて妙案が浮かぶのではないでしょうか。この妙案がきっとあなたの悩みを解決する糸口になってくれるでしょう。
もしかしたら、あなたの悩みはもっと複雑で選択権を自分に引き寄せることが難しい状況かもしれません。もしそうであれば、次に起こす行動は悩みを噛み砕いでシンプルにし、まるで他人事のように理解することです。

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