2010/06/23

両親の習慣から学ぶホワイトボードとカレンダーを使ったライフハック


私の両親は私が物心つく頃から夫婦でInBoxを共有しています。まだGTDが世に出るずっと前のことですし、二人はGTDを実践しているわけではありません。しかし私には実家に置いてある「あるもの」がInBoxに見えてしかたがないのです。
私の実家には電話台の壁面にメモを書き込めるような大きなカレンダーが貼ってあります。カレンダーのすぐ上に幅1mほどの大きなホワイトボードが掛かっています。冒頭のInBoxに見えてしかたがない「あるもの」とは、実はこのホワイトボードなのです。
私の両親は夫婦でホワイトボードを共有し、互いのスケジュールや連絡帳として使っています。

例えば、父がどこか旅行に行くときの使い方を紹介しますね。
まず始めに父は旅行の工程表をホワイトボードに貼りつけます。貼付けにはマグネットを使っています。その後、工程表の日程や宿などの連絡先をラインマーカーでマーキングします。マーキングの隣には簡単なメモも書き込んでいます。たいてい、「お土産何がいい?」と書いてありますので、マーキングやメモは自分のためでもあるし母のためでもあるのでしょう。
カレンダーには、旅行に行く期間にラインを引き◯◯旅行と書きます。この◯◯旅行という旅行名は、ホワイトボードの工程表の旅行名と同じ名前ですので、カレンダーからホワイトボード、またはその逆に辿ることが簡単になっています。
旅行直前になると工程表のメモに追加で持ち物や出かける時間を追記しています。父曰くここに書いておくと母が支度をしておいてくれるんだそうで(ちょっと羨ましい)。
旅行が終わったら工程表はもう必要ありませんので、ホワイトボードから外します。そして一部を切り抜いて、旅行の写真と一緒にアルバムに綴じているようです。ちなみにこの作業は母が趣味でやっています。

こんなことが夫婦の間で何十年も繰り返されているのです。紹介したのは父のイベントを母がサポートするような使い方ですが、逆に母の用事を父がサポートするときにも使っています。
私が時間の効率的な使い方にこだわっているのは、両親の習慣にかなり影響されているのでしょう。

みなさんも身近な人からライフハックの意外なアイデアを発見することができるかもしれませんよ。




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