2010/08/06

職場の心をひとつにするには?労働の定義について考える



Business couple working, originally uploaded by cbcompany.


労働の定義はやっぱり人それぞれ
今回は生きていくには必ず必要な「労働」、これは何なのか? という誰でもわかりそうな疑問について考えてみたいと思います。きっかけは、この記事です。読むととても悲しくなる記事です。経営者の方々、中間管理職の方々、もしかしたら個人事業主の方々は一番ピンとくるかもしれません。私がそうであるように一般の会社員の方々も感じていることかもしれません。誰でもわかりそうなこと、そして必要不可欠なことなのになぜ人によってこうも考え方が異なるのか? 嫌という程思い知らされる記事だと思います。

私にとって労働とは
私は世間一般によく言われている、「仕事は仕事、プライベートはプライベート」という言葉通り、割り切って考えています。これは極めて自然なことです。私は職場から帰宅したらSEではなくなるのです。二児の父親になります。それは参照元の記事の指摘のように消極的な行動ではありません。世の中には、私のように考える人間もたくさんいるはずです。この割り切りを消極的と一方的に指摘してしまうのは、とても早計だと思います。でも気持ちは痛いほどわかります。自分の周りに消極的と見られる割り切りをしている方が多くいらっしゃれば、その考えを受け入れられない限り心は病んでいくからです。

定義の異なる人間を受け入れるには
私の友人には、両極端な人間います。「仕事=自分そのもの」の意識が非常に高い友人、この友人はある冷凍空調設備工事会社の経営者です。「仕事=お金を稼ぐもの」という意識が強く、特に家庭を大事にしている友人、この友人は割の良い仕事を探して転職を繰り返しています。この二人と仕事の話をすると仕事に関する考え方の点でいつも意見が合いません。いつもお互い自己主張して平行線で終わります。
でも、仕事の成果物の話になると不思議と意見が合うのです。大型の店舗の設備工事を成功させた話でも、精密機器に使われるネジ一本の塗装のノリに関する話でも、自分が熱意を持って終わらせた仕事の達成感が人と共有できるととても気持ちが良いのです。
私と友人たちは、達成感の点で心をひとつにできるのです。職場は労働の定義が異なる人間同士が集まる場です。職場の心をひとつにするには、きっと達成感のような楽しい感覚・嬉しい感覚を共有することが重要なのかもしれませんね。

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