午前中にやること=まっさきにやるべきこと
午前中にはその日で一番重要な仕事に手を付けるべきです。そうすれば、少なくとも重要なことだけは終わらせることができるからです。
これを言葉では理解できても、実際やるのは難しいことです。重要だけど気分的に重い仕事、重要ではないけど軽い仕事、この2つの仕事がある場合、軽いほうに手を付けてしまいがちだからです。軽い仕事をいくつもやっているうちに重要な仕事を終わらせる時間が足りなくなった、こんな経験をされた方も多いかと思います。
まっさきに一日の見通しをたてる
一日のはじめの時間、私は自分をコントロールすることにを使っています。スタートラインの位置で、ゴールとチェックポイントを確認しておくのです。このメリットは、作業をスムーズに行うためです。作業と作業のつなぎ目をできるだけなくすためです。
出勤前の朝の行動を想像してみてください。流れるような動作であっという間に出かける準備を終わらせていませんか? このようにムダのない動きをするのには、何をするか決めておくことが重要なのです。仕事は毎日まったく同じ手順とはいかないはず、なので毎日少し時間を取ることにしています。
自分を信頼する
一日のスケジュールをたてても、その通りに実行できなければ効果は薄れていきます。外部的な要因で予定を変更せざるを得ない場合、それは仕方ありません。ですが、実はここに落とし穴があります。要因を突き詰めていくと実は内部的な自分の気持ちの問題だったなんてことがあるからです。自分で決めたスケジュールを自ら壊してしまう…そんなケースは意外とあるのです。
スケジュールを組んだ後、重要そうなメールや電話が来たとします。その要件に手を付けてスケジュールが成り立たなくなるという場合は往々にしてあるかもしれません。このとき一歩立ち止まって考えてみてください。そのメールは本当に今すぐ手を付ける必要があるのでしょうか。おそらく目を通して次のアクションを決めておけば良いだけのはずです。回答期限が随分先なのに手を付けてしまい、結果的にスケジュールを狂わせているのであれば、それは内部的なつまりあなた自身の気分の問題です。気分に惑わされずに自分のたてたスケジュール、つまりあなた自身を信頼しましょう。あなた自身がたてたスケジュールに従って仕事を進めていけば、きっとうまくいくはずです。
その時々の状況に応じた動きを要求される私たちは、しばし判断条件を自分の気持ちに委ねてしまうときがあります。しかしそれでは問題が好転する可能性は低いでしょう。目先に惑わされてしまうからです。感情ではなく問題の根本を探る必要があるのです。
問題の根本を探ると最適な解決法が見えてくる