前回考察編の続き記事になります。
独身時代に私生活を犠牲にして仕事を終わらせてきた私。結婚を期に労働に対する考え方を変え、残業せずに同じ成果物を完成するためには何がポイントか検討しました。今回は、それをどうやって実現するのかについて語ります。
どうやって勤務時間内に収めるか
お客さん(上司)の要求は、大抵あいまいな反面けっこう単純なことだったりします。ここには大いに注目すべきです。
要求に答えることの最初段階で方向を見誤ると大きなロスが発生しかねないからです。
例えば、パンダが見たいという要求にどういうアクションを起こしますか?
A 動物園のパンダを見に行くスケジュールを調整する
B パンダの写真や動画をネット検索して見せる
C パンダについて世間話を始める
どれも正解になる可能性があります。独身時代の私なら真っ先にAを選び、スケジュールの調整を行っていたと思います。自分のオススメを選択し迅速に行動する良い選択です。私より若い世代は、Bを選ぶ方が多いと思います。最小限の労力で達成しようという賢い選択です。今の私はCを心がけています。成果の質を下げすに労力を少なくする方法は、実はCに隠されているからです。あいまいな要求から具体的な要求を聞きだしてから、自分のできる範囲(勤務時間に収まる範囲)に照らし合わせ調整をします。動物園まで行って実物を見せる(時間的にコストがかかる)ことが全てではありませんし、ネット検索の結果をいきなり見せるのは人によっては不真面目な態度(成果物の質が悪い状態)と取られるかもしれません。
勤務時間の話しとは別になりますが、実はAを選び続けて失敗したことがたくさんあります。本来の要求よりもオーバースペックな成果物が出来上がることが多々あるからです。成果物の質の良さにお客さんが満足しきってしまうと次の発展を望まなくなり、結果的に未来の仕事の機会を失くしてしまうからです。
2010/03/29
勤務時間内にどうやって仕事を片付けるか(実践編)
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