2010/03/09

家事の効率が上がる間取りについて

住宅を選ぶ際、住環境や費用などチラシに掲載される情報からまず見ていくと思いますが、最終的には現地を確認することと思います。その際に実際住んだ気持ちになって生活動線(生活する上で人が移動する線)を確認することも重要ではないかと思います。生活導線が良い住宅は使いやすい住宅と言え、家事の効率にアップにつながります。ちょっとした間取りの違いで移動量が増えてしまったり、出勤、通学の動線とクロスしてしまい家事がはかどらないなど問題も出てくるのではないかと思います。
今回は、家事効率の上がる間取りとは何かについて考えていきたいと思います。

キッチンとダイニング
食事を作って食べる、食べたら食器を片付けて洗う。キッチンとダイニングが隣同士にあることは、ごくごく自然なことです。ほとんどの住宅は、この間取りが採用されているのではないでしょうか。

洗面所とバスルーム
ワンルームなど限られた面積の住宅でない限り、洗面所に洗濯機を置けるようになっているかと思います。お風呂に入る前に服を脱ぐ、脱いだ服はそのまま洗濯機へ、お風呂からでたら洗面所で髪を乾かす、またお風呂の余り湯を洗濯機へ移すなど。こちらも基本的な間取りではないかと思います。

洗面所とキッチン
洗濯物を乾かすには、朝洗濯して夕方より前に取り込むのが理想ではないかと思います。主婦の朝は、家族の朝食を作ったり洗濯したりと忙しいので、洗面所とキッチンの行き来がしやすいかこれも重要ではないかと思います。住宅事情により難しい場合がほとんどですが、洗面所とキッチンが隣り合うと朝の戦場が少し楽になりますよ。

リビングから玄関への廊下
ダイニング、キッチン、洗面所の動線とリビングから玄関へ向かう廊下の関係はどうでしょうか。廊下にトイレや二階への階段などが接続している場合、家事と出勤、通学の準備の動線がぶつかってしまい、朝など忙しい時間はわずらわしく感じるかもしれません。

洗面所から二階へ
これは一軒家の場合になりますが、洗濯物は二階のベランダへ干す方がほとんどではないでしょうか。洗面所から二階へ上がる階段が近いと重たい洗濯物を抱えての移動が楽になります。ただし洗面所は他の部屋よりも日当たりを重視しないので北側であることが多く、日当たりの良い南側のベランダから遠くなってしまうのは、仕方が無いことだと思います。

最近は、家族のコミュニケーションを重視して動線の一部をあえてクロスさせたり、空調効率は悪くなりますがリビングに階段を設けて家族の帰宅がわかるようする手法も多いですね。今回は家事効率にスポットを当てましたが、何を重視するかによって間取りは大きく変わってくるかと思います。一度お住まいの住宅はどんな間取りなのか考えてみるもの面白いかもしれませんね。

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