2010/04/16

行動をひとつに絞り込んで集中力を増す


Concentration, originally uploaded by Randy Son Of Robert.

子供は遊びにとても夢中になります。放っておくとごはんの時間になっても、寝る時間になっても、ずーっと遊んでいますね。理由は他のことが目に入らなくなっているから、良くいうと集中が持続しているからとも言えますね。
しかし大人になると話が変わってきます。ひとつのことに夢中になれる環境に巡りあえる方はそうそういません。やらなければならない仕事は山積みです。今取り掛かっている仕事だけを見ていると、他が疎かになり思わぬ失敗の原因となります。また複数のことを同時にやろうとすると、進みが悪くなるというジレンマがあります。確実に言えることは、もしひとつの仕事に集中することができれば、ミスが少なくなるので手戻りが少なくなる、また完了までにかかる時間が今までより早くなり同じ時間内に多くのことに取り掛かれる、ということです。ひとつに集中する、そして複数の仕事に分散して注意を向ける、相反することですが、バランスが大切だと思います。

バランス
では、どのようにバランスを取ればよいでしょうか。個室で仕事をする、午前中は電話やメールに応答しないなど仕事術の話は良く耳にしますが、なかなかそうもいかないのが現実だと思います。ただ多くの仕事術に共通すること、それは分離です。今取り掛かっている作業とその他の作業に向ける注意を例えば8:2のように分散させるのではなく、今取り掛かっている作業への注意を10にし、終わったら(または時間が来たら)次の作業に取り掛かるということです。行動をひとつだけに絞り込むということですね。

不安なく分離を行う方法
ひとつのことに集中することは、常に不安がつきまといます。あっそういえばアレはどうだったかな?と思い出して気になってしまうことはないでしょうか。また電話やメールで頼まれた仕事を後回しにできる状況でもすぐに取り掛かってしまっていないでしょうか。目先のことを放っておくと不安になる、この気持よーく分かります。この不安な気持ちの正体は、忘れてしまうからという場合もありますし、なんとなく気持ち悪いからという気の迷いの場合もあります。
これに対抗する方法は、ズバリ計画を立てることです。

計画を立てる
計画を立てるのは簡単です。一番シンプルは実現方法は、一枚のメモ用紙に今日やるべきことを全て書き出すことです。そして片付ける順番に番号を振っておきましょう。ひとつ作業が終わったら横線を引いて消します。もしアレを思い出したら、もし電話やメールで仕事を頼まれたのなら、同じメモ用紙に書き出して番号を振りましょう。末尾の番号でも良いですし、重要な用事なら今の作業の次の番号にでもしておきましょう。このようにシンプルな方法でも、ほとんどの不安は取り除けるはずです。メモ用紙を信頼すればするほど、ひとつひとつの作業に集中できるのではないかと思います。
私はこの方法を一枚のメモ用紙ではなく、ToodledoというWebサービスで実現しています。パソコンとiPhone、両方からアクセスできますし、例えば毎日こなす用事は毎日という設定をしておけば、毎日表示されたりと便利な機能がたくさんついてます。
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