2010/07/20

カレンダーとTodoリストを使ったスケジュール管理の原点を振り返る


漠然とやりたいことが多い、さて時間は足りるか?
思えばスケジュールについて考えるようなったのは、この問いに答えるためでした。

私のスケジュール管理の原点は、かれこれ10年以上前になります。当時は遊ぶ時間が切迫しすぎて寝る時間と学校に行く時間が足りなかったのです。当時の私に生きる目的は?と聞くときっと遊ぶためと答えたでしょう。遊ぶためにバイトをし睡眠を取る、将来のために一応学校にも通うという生活ですね。どうしようもない生活だったのですが、生きる目的がハッキリとしていたことだけは評価したいと…。
生きる目的には、時間をたっぷりと使いたいものです。いくらあっても足りません。それは、やりたいことが無限にでてくるからです。遊ぶためという目的は違えど今でもこの考えは変わりません、私はとても欲深いのです。ただ時間は有限です。それに加えて、寝る時間と学校に行く時間、食事やお風呂に入る時間など、生きるために必要な時間を差し引かなければなりません。残った少ない時間でやっとやりたいことができるのです。やりたいことは無限にあるのに、それに割り当てられる時間はわずか、それで自然と時間を効率的に使う方法を考え始めたのですね。

私はまず、無限にあるやりたいことをとりあえず紙に書いていくことにしました。当時はGTDのような体系だった知識は何もありませんし、実用書など読んだことがありません。現物が残ってないので何とも言えませんが、もし今読むことができたら単なる欲望のリストかもしれません。この欲望のリストは当時の私にとってのTodoリストだったのです。欲望がタスク、と書くと語弊があるかもしれませんが、今のTodoリストもその目的は大して変わらないかもしれません。今は社会的な責任が当時よりだいぶ増えましたので全く同じではありませんが、生きるために必要なことと生きる目的のためにやりたいこと、今のTodoリストは大きくこの2つにわけることができます。この内、生きる目的のためにやりたいことのリストが当時の欲望リストと同じですね、目的が。これを追求していかないと私は自分でいられなくなるのです。うちの奥さんは私のことを典型的な趣味人間と言います。趣味人間もたいへんなのです。
やりたいことは無限にでてきますが、欲望リストは有限です。私はその中でも特に満足できそうなものをピックアップしていきました。優先順位のようなものです。そしてその中から、さらに達成が難しいものを省きました。お金のかかりそうなもの、時間のかかりそうなものです。こうしてもやもやとしていた欲望は、実現できそうなもののリストとなったのです。実際には実現できなかったものもあったかと思いますが、すぐにでも行動が起こせる状態に整理することに意味があったのです。

最後にいつやるかを決めることができれば、時間が足りるかどうか判断がつきます。これはパズルのようなものです。自由時間の枠にどの行動のピースをはめるか? これがうまくはまればキレイな絵となるのです。当時こだわったのが、人と場所と時間の関係です。この人とこの時間に会うには、この場所に行かなければならない、移動時間がかかるから別の時間のほうが良いな、こんな感じです。遊ぶ時間を有効に使うには、移動時間は無駄なのです。また相手の時間が読めない場合もスケジュールが狂うので、避けるようにしていたと思います。
これは当時とても難しいパズルでした。遊ぶ時間の所要時間なんてなかなか決まるものではないからです。次の約束があるからまたねとは言えない性格だったのもあります。それに相手の予定も変わる場合がありますね。カレンダーがぐちゃぐちゃになり、よくわからなくなって破綻することが度々ありました。ただ自分の計算通りに一日が終わるととても気持ちが良かったのを記憶してます。この気持ちは今でも変わらないですね。Todoリストからカレンダーの時間枠に当てはめて、その通りに行動する。この様なTodoリストからカレンダーへの動線は、今でも毎晩の習慣になっています。

スケジュール管理という作業は、とても労力のかかる作業です。仕事に適用するとなると尚更です。スケジュールをきっちり組んだ後、割り込み作業に潰されてしまうなんてことがあると、その労力は無駄になる場合が多いからです。ただみなさんお解りのように時間を効率的に使うためには、行き当たりばったりではなく、計画を立ててその通りに行動するることが重要なのです。私のスケジュール管理の原点はいかがだったでしょうか。過去をほじくり返すことでスケジュール管理の必要性、私が自分でいられるための時間を確保するを思い出すことができました。みなさんもスケジュール管理の煩雑さにくじけそうになったら、原点を思い出して何のために始めたのか?を見直してみるのも良いかもしれませんね。

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