2010/07/10

主婦の孤独を社会復帰で克服した妻から学ぶ理想のワークスタイル


Positano lifestyle, originally uploaded by DarkFrame.


その頃の私は長女を出産して2年目、育児真っ最中で家に篭っており漠然と孤独を感じていました。
この悶々とした気持ちを晴らすには、社会に出て働くことではないかと、社会復帰を望む自分がいました。
元々美容に興味を持っていた私は、エステの技術を学びながら働けることは素晴らしいことだ思い、家族と相談しこの世界に飛び込む決心をしました。

これは妻が職場のパーティーで発表したスピーチの原稿の一部を引用したものです。

私が見知った限りでは、小さい子供がいる家庭の主婦はとても忍耐力のいる仕事です。自分の欲求を殺し子供優先で物事を考える必要があるからです。
彼女は小さい頃から夏休みの宿題を夏休みに入る前に着手して少しでも早く片付けてしまう、という極めて先送りをしない性格の人です。逆に捉えると、やるべきことをそのままにしておけない性格なのですね。そんな性格の彼女にとって、やりかけの洗濯物を放っておいて子供のオムツを変えることは、ストレスに直結します。子供可愛さの感情だけで、365日モチベーションを保つことは難しいのです。
悩んだ挙句、最終的に彼女は働くという決断をしました。当初私は反対しました。彼女の負担が大きくなることが容易に想像できたからです。しかし新しい世界を開くことで新たなモチベーションを得られること、今までいた世界を客観的に見られること、彼女の熱弁を聞き主婦があえて働くことのメリットを見出すことができたのです。
今では主婦とエステシャンそして美容カウンセリングの3つをこなすスーパー主婦になりました。毎日忙しくしてますが、結婚前の私への熱烈なアタック、あの頃の持っていた本来のパワーを取り戻したようです。毎日活き活きしていて、少しだけキレイになりました。彼女は社会の中でも自分の居場所を見つけることで、輝くことができたのです。

もちろん私は彼女の取り組みを応援しています。妻だからというのもありますが、私自身にとっても家族にとっても理想へ近づく大きなチャンスだからです。妻にも収入が入ることで、私にも労働に対する選択肢が増えるのです。
時間的な拘束が大きい代わりに高収入を得られる今のスタイル、それに加え、成果報酬型の労働で程良い収入を得るというスタイルも選択可能になるのです。私の家庭ではそれ程裕福を望んでいません。今は平日の日中に私は仕事に出かけるため、妻は家のこと、子育て、そして自分の仕事もこなしている状態です。将来は私も平日に時間を空けて妻の負担を肩代わりしつつ程良い収入で生活を維持する、そしてもっと家族と過ごす時間を増やす方向に向かえたらなあと自身の進路を考えています。

面白い!っと思ったら、シェアしてみませんか!

blog comments powered by Disqus