2010/07/30

心地よいUIと使い勝手を備えたMacのGTDアプリ「The Hit List」


The Hit Listは、Macで動作するGTDのアプリケーションです。
特徴はなんといっても、まるでノートにタスクが書いてあるかのような画面デザインです。Todoリストが表示できるアプリは世にたくさんありますが、その中でも私はこのデザインに惹かれ、ちょっと使ってみたいと思いました。

注目すべきポイント
少し使ってみた印象は、とにかく使いやすいのひと言につきます。
タスクの分類は、コンテキストやタグ、フォルダイメージでのプロジェクトとタスクの階層化に対応しています。つまり仮に多くのタスクを抱えてしまったとしても、それを探し出す術を機能的に持っているということです。これは基本的なところですが、重要なポイントです。
タスクとコンテキストとタグは、ひとつのフィールドで入力できる作りとなっています。"@"の後ろはコンテキスト、"/"の後ろはタグと認識してくれるのです。この賢い入力フィールドは、タスク収集や処理時の入力のわずらわしさからあなたを解放してくれるでしょう。タブキーを何度も押してフィールドを行き来したり、マウスで個別の項目にフォーカスを当てるといった操作が必要ないのです。慣れてくるとかなりの時間を節約できそうです。

次のポイントは、タイマー機能を持っているということです。タスクに着手する際にタイマーを開始すれば、作業時間を計測してくれます。タイマーの表示もとてもわかりやすく、iTunesのミニプレーヤーのようなタスクと経過時間を表示するミニウインドウが表示されます。

最後に紹介したいポイントは、常用する操作が全てキーボードで操作できることです。これは長く使うアプリには必要な要素です。慣れてくる頃には少しでも早く操作したくなるからです。もちろんタイマーの起動もキーボードから指示できます。タスクを選んで"B"です。

ちょっと惜しい点
タスクがクラウドに置けないという点です。私は職場で複数のPCとオフラインでの環境(プロジェクト内のイントラ)で作業しますので、いつも持ち歩いているiPhoneにタスクが入らないと実用できないのです。
ただ「The Hit List」は、iCal上のTodoと同期できます。これをうまく活かすことができる環境の方、そもそもMac内で作業が閉じていてデータの同期が必要ない方は、OnlyOneなGTDツールに成り得るかもしれません。

「The Hit List」は、今のところβリリースが続いていて無料で使えるようです。MacでGTDをと考えている方は、是非試してみてください。デザインと操作性を兼ね備えた素晴らしいアプリを体験することは、とても良い経験です。道具を選ぶ目が肥えてくるからですね。

ダウンロードはこちらから
The Hit List

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