2010/09/06

タスク管理実践者の知恵ブクロ〜第一回東ラ研タスク管理分科会グループワーク

グループワークのテーマとちょっといい話
第一回東ラ研タスク管理分科会では、「タスク管理に得られたメリット」これをテーマとしてグループワークを行ないました。グループワークは、大人数の会でも小さい班に分けることで深い話ができるという特徴があります。しかし隣のグループで良い話がでてもわからないというデメリットがありますね。そこで私たちスタッフが考えたのがグループごとのまとめをみんなでシェアするという方法です。これなら気になる隣の晩ご飯ならぬ、隣の談合班(苦しい)を知ることができます。またタイムキーバー係の私は、グループワークには参加できません。しかしこの方法を取ることで、運営をキッチリこなしつつ、良い意見を短時間で吸い上げることができましたよ。
タスク管理分科会では、「いいねカード」というアイテムを使っています。グループワーク発表者の方に聞き手が渡す感謝の心を形にしたお友達の証です。人の力、場の力、これは時間が経つと薄れていくものです。しかしこれを形あるものに残しておけば、また蘇るかもしれませんね。そんな効果を狙ったカードです。いいねカードを並べれば良い意見を簡単に集約できる、早速お役に立てたようで嬉しかったです。

タスク管理実践者の知恵ブクロ
要点の紹介でしたが、とても勉強になりました。もう少し正確に言うとヒントになりました。
タスク管理の方法は人それぞれで良いと思います。正解なんて現時点ではありません。だから人の使い方をヒントにして、自分の方法に取り込んで進化していくという方法が正解かもしれませんね。

RTMを使って夫婦でタスク共有をしている
人生の目的を共有する妻とのタスク共有はある意味自然なことです。RTMの牛くんは、女性のハートもばっちり捉えるでしょう。そしてこのセリフが殺し文句だそうです。
「仕事帰りに買い物をして帰るから、
RTMへ欲しい物をメールしてね♥」
タスクの便利なところだけ先に体験して貰って逃がさない、策士ですね。いいね!

AndroidのRTMを使った場所リマインダー
Android版のRTMはある場所に訪れるとタスクのリマインダーがポップするという機能があるそうです。
例えば年に一度帰るかどうかわからないくらいの帰省、親への感謝の気持ちを伝えるというタスクがリマインダーするなんて素敵なエピソードが聞けました。いいね!

ツールを変えるときのコツ
新しい家に引っ越すとき、いらなくなったものを処分しますよね。それと同じことをタスク管理でもやっているという意見がありました。気になることをどんどんタスクに入れていくと、そのままになってしまうタスクもあるかもしれません。新しいタスク管理のシステムへお引越しするとき、あえてデータの移行は行わずに思い切って全て捨ててしまい、新たにタスクを収集しなおすという荒療治の方法が聞けました。なるほど、使えそうなシステムを見つけたときの参考になりそうです。データの移行方法がなくても利点があるという意見、少し視野が広がりました。いいね!

タスクリストに楽しいことを入れる
この意見はとても同感です。システムに楽しい要素があるともっと使いたくなります。楽しいことを消化する、たまにはつらいことも消化する。仕事のタスクだけをリストに入れてしまうとなかなかこうはいきませんよね。プライベートを充実させるために仕事もがんばる、最近はやっとこんな風潮になりつつありますが、まだまだ企業が追いついて来ないというのが実状です。このタスクリストの使い方が世に広まれば、もう少し仕事しやすい世の中になるかなあなんて、思います。いいね!

自分オリジナルのタスクシステムを作る
Excelのシートをカスタマイズして、自分のオリジナルタスクシステムを作っているという意見がありました。タスクリストで重要なことは「使えるか」です。Excelならコピペで周期タスクを作りだすことも簡単ですし、時間積み上げ(実績)の計算も簡単です。印刷機能も強いので、実はアナログへの持ち出しも簡単にできそうですね。Excelが入っているパソコンは多いはずなので、敷居が低いのも魅力です。いいね!

割り込みに効果のあるDoingリスト
仕事をしている最中に別の仕事が入る、もしくは別の気になることが発生した。こんな経験はみなさんあるかと思います。そんなとき、手元においておく割り込み専用のメモに書いておくと元の仕事を続けられるというお話です。当たり前と思いますか?実はこの方法にはひとつポイントがあるのですよ。それは忘れるということです。メモに書くことで気になることを完全に忘れることができれば、元の仕事は同じペースでできるという大きなメリットがあります。メモに書く→忘れる、この流れは少し訓練が必要です。まずDoingリストを信頼すること、ここに書いておけば忘れても良いという信頼を持つことが、この方法の近道かと思います。いいね!

タスクを分解して共有する
人の作業を管理する立場になると、指示の正確さと問われる場面が多くなります。ひとつのプロジェクト、工程、その中の作業、タスクを分解していくと、目的に直結した作業が洗い出せるのです。作業要員から見ると自分のやっている作業が実はこんな形になるのだとわかれば、もっと主体的になってくれるかもしれません。管理する側から見ると、この工程であとどのくらい作業が残っているかを簡単に把握することができます。作業に遅れが発生したときもステークスホルダーとの調整に集中できるでしょう。そしてこのタスクリストが見える化できると、どこがどれだけ進んでいる/遅れているが一目瞭然なので、プロジェクトに関わっている人が目にするような仕掛けさえ用意できれば、管理者がタスクリストを作成するのにかかった時間の元は十分に取れるでしょう。いいね!

趣味のタスクをリマインダー
リラックマとの出会いを忘れないように。この考えは、タスク管理をはじめる十分な動機に成り得ます。私もリラックマが好きという話ではないですよ(笑) これは人生のチェックポイントを逃さない方法です。大袈裟に聞こえるかもしれません。自分のパッピーリストを作ってひとつずつ消化していく、こんな風に書くと女性の方には伝わりやすいかもしれません。このヒントを私のタスク管理にどう取り込むか? これは課題になりそうです。奥さんとタスクを共有するには、こういう女性的な感性が必要だと思うのです。私にはそれがない…。良い気づきとなりました。いいね!

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