2012/02/04

みなさんやっていますか?ココロ打つ一文は読書「体験」を習慣へ昇華させる

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いい本と出会ったことはありますか?

あなたのバイブルとも言える本、そこには頭が爆発してしまうほどの知識が詰まっていたはずです。

1ページに何箇所もなるほど!そうだ!と気付きがあります。居ても立ってもいられない気持ちになり、今すぐに何かやらないといけないような気分になります。そうです、私は自己啓発本に酔いやすいタイプなんです。読みきる前につかれてしまうんです。そんな消化不良を起こす内に本と私は徐々に疎遠になっていきました。知識とは仲良くしていきたいのですが、ブログくらいの文章量が丁度いい。こことかここを読むだけで十分です。ちょっと恥ずかしい話ですが、私は落ち着いて本が読めない人間なのです。

そんな私が少しずつ本が読めるようになってきました。少しやりかたを変えてみたのです。今のところ週一冊分の知識を吸収できるようになれました。読書する習慣が身についたのです。

試したい気持ちを抑えてマーカーを引くべし

2分でできることをすぐにやる、これはGTDのセオリーです。本を読んでいると今すぐにでも試せる、そして自分が変われる、こんな錯覚に陥ります。実際にすぐ本を閉じて行動しはじめるとわかるのですが、結果はたかがしれてます。私に塩を振ったところで少ししょっぱくなるだけです。ここはガマンをするところ、マーカーに力を込めて引くべし、引くべし。この知識の山が漬かるのは、二度目に読むとき。そのためのマーカーです。

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電子書籍ならジレンマが起きにくい

上の画像を見てください、マーカー曲ってます…。あっと思って手を緩めると、無情にも本は閉じます…。こんなドタバタ劇をやっている内にも時間は過ぎてゆくのです。イノベーションのジレンマです。

あるとき最近あまり覗かなくなったゲームとエロで満たされたAppStoreのランキング(皮肉っぽいですが仕事効率化アプリがたくさんランクされてた時代もあったのです)を間違えて開いたら85円の書籍がたくさん置いてありました。

安い!これだ!これならマーカーも曲がることもなし、閉じることもなしです。しかも左手だけでページをめくることもマーカーを引くこともできるので、通勤電車で立っていても、IKEAのアームチェアでゆらゆら揺れながらでも読めるんです。ランキング内の書籍は多くの方が手に取るもの、それだけ基本的なことが書いてある本です。私には基本で十分すぎました。

心打つ一文を集める

電子書籍の多くはマーカーの一覧が見れます。この一覧から特に心を打つ一文を厳選します。これを集めると実に打たれっぱなしの状態になるのですが、この状態が本来の力を発揮できるポジションです。目がキラキラしてチャレンジ精神に溢れ、何でもやってやろうという気持ちです。心を打つ一文というものは、強制的にギアーを上げてくれるパワーがあります。

例えば、時間術の盲点の一文では役立たずな時間を過ごすガッカリ感を思い出させてくれますし、

「今日は何をしてたんだっけ?」では、その時間はまったく役に立っていないということです

質問力の一文では、営業に臨む際の襟を正してくれます。

相手の感情を動かさなければ何もはじまらない

これらひとつひとつだけでは小さなきっかけにしかなりませんが、一度読了している私にはストーリーを蘇らせるきっかけになるわけです。適切なタイミングにきっかけを加えると物事はうまく走り出すでしょう。

体験から習慣へ染みつける

Evernoteに読書メモというノートブックを是非作ってみてください。このノートを適切なタイミングに読むだけで、気持ちを切り替えることができます。読書「体験」だけでは人生は変わりません。体験からいいところを集めて日常に染みつけることができればやがては習慣になり、血肉となるはずです。

さらに週に一度30分で全て読める量にメンテナンスしておくと読書メモが脳内でインデックス化され、ここ一番に取り出すことができるようになります。

ロードオブザリング第二章も終わりにさしかかる頃、角笛城の最奥の扉からセオデン王が最後の突撃を始めるとき、角笛がとどろき心が湧き上がるのを感じました。心打つ一文は、自分を奮い立たせる角笛となって、あなたの戦いを有利に導くでしょう。

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